20世紀を代表する巨匠二人の展示会です。
アンリ・マティスはフォーヴィスム(野獣派)として、頭角を現し、その後、大胆な簡略化した絵と共に「色彩の魔術師」と呼ばれる様になります。
フォーヴィスムとは、マティスがサロン・ドートンヌに出展した作品を見た批評家ルイ・ボークセルが「あたかも野獣の檻(フォーヴ、fauverie)の中にいるようだ」と評したことから始まりました。
原色を多用した奔放な色彩と激しいタッチが特徴です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/01/bb/1bc400ee5cd57b48f05330f6529600ae_s.jpg)
一方、ジョルジュ・ルオーは「20世紀最大の宗教画家」と呼ばれています。
ルオーの特徴である、太く黒い枠線。青や緑の明るい色はステンドグラスの影響です。
ルオーは、14歳にして、ステンドグラス職人イルシュに弟子入りしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3a/56/b83f4bbb2e7f48e8ad02b92b76b71b8e_s.jpg)
この二人の共通点は、師がギュスターヴ・モローであった事。
モローは象徴主義派として、印象派の時代に活躍した人で、パリの国立美術学校の教授でもありました。
モローは、「学生の個性を伸ばす」指導を行いました。その中で頭角を現したのが、マティスとルオーです。
二人とも、モローの絵に全く似ていないと言う。(笑)
モローは、ギリシャ神話や聖書を題材に絵を描いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/77/44/542d6fc82b2bd99f7c3a1aec77b60863_s.jpg)
学生時代から、終生変わらぬ友情を続けいていたのがこの二人です。
互いの才能に敬意を表し、かつ共に大巨匠となりました。
芸術家というのは、孤高の存在というイメージがありますが、彼らは、親友でした。
良きライバルが切磋琢磨して、と言うのではないですね。
二人の作品が全生涯に渡り、一挙に鑑賞できます。
また、お互いがやりとりした書簡も閲覧できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/27/b0/b775a8c577e30486e597347bb80aa045_s.jpg)
二度の大戦を通して描き続けることが出来たのも(特にルオーの息子が捕虜として捕らえられていた)、この友情がお互いを支えあっていたからでしょうね。
アンリ・マティスはフォーヴィスム(野獣派)として、頭角を現し、その後、大胆な簡略化した絵と共に「色彩の魔術師」と呼ばれる様になります。
フォーヴィスムとは、マティスがサロン・ドートンヌに出展した作品を見た批評家ルイ・ボークセルが「あたかも野獣の檻(フォーヴ、fauverie)の中にいるようだ」と評したことから始まりました。
原色を多用した奔放な色彩と激しいタッチが特徴です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/5b/6e/98f34c8f255b224da87b1a828410de1a_s.jpg)
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一方、ジョルジュ・ルオーは「20世紀最大の宗教画家」と呼ばれています。
ルオーの特徴である、太く黒い枠線。青や緑の明るい色はステンドグラスの影響です。
ルオーは、14歳にして、ステンドグラス職人イルシュに弟子入りしました。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/78/db/473e7d66311823c7020cf66ad5821630_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3f/4d/f208bdef8546ea0372198e2cd1f67249_s.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3a/56/b83f4bbb2e7f48e8ad02b92b76b71b8e_s.jpg)
この二人の共通点は、師がギュスターヴ・モローであった事。
モローは象徴主義派として、印象派の時代に活躍した人で、パリの国立美術学校の教授でもありました。
モローは、「学生の個性を伸ばす」指導を行いました。その中で頭角を現したのが、マティスとルオーです。
二人とも、モローの絵に全く似ていないと言う。(笑)
モローは、ギリシャ神話や聖書を題材に絵を描いています。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/16/84/05a4230ba4c241f7b0b0c1ab7ea040c2_s.jpg)
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![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/77/44/542d6fc82b2bd99f7c3a1aec77b60863_s.jpg)
学生時代から、終生変わらぬ友情を続けいていたのがこの二人です。
互いの才能に敬意を表し、かつ共に大巨匠となりました。
芸術家というのは、孤高の存在というイメージがありますが、彼らは、親友でした。
良きライバルが切磋琢磨して、と言うのではないですね。
二人の作品が全生涯に渡り、一挙に鑑賞できます。
また、お互いがやりとりした書簡も閲覧できます。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/3c/33/e3ace11f9955b6c9920c474d2ad1d676_s.jpg)
![](https://blogimg.goo.ne.jp/thumbnail/27/b0/b775a8c577e30486e597347bb80aa045_s.jpg)
二度の大戦を通して描き続けることが出来たのも(特にルオーの息子が捕虜として捕らえられていた)、この友情がお互いを支えあっていたからでしょうね。