パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

みんなのレオ・レオーニ展 at 損保ジャパン日本興亜美術館

2019年09月04日 | アート・文化
波乱の生涯を作品と重ね合わせながら紹介します。
私的には、情報量の濃い展示会だと思いました。


1910年、オランダ生まれのユダヤ人。母親がオペラ歌手、コレクターの叔父の影響で、芸術に囲まれて育ちました。
ベルギー、アメリカ、イタリア、スイスと移り住み、多国籍語を操れる部分がユダヤ人らしいです。

イタリアに長く住んでいましたが、1939年、人種差別法公布により、アメリカ合衆国に亡命。
フィラデルフィアの広告代理店、ニューヨークで複数の新聞社で美術担当編集者、グラフィックデザイナーとして活躍。
1959年、孫のために作った絵本『あおくんときいろちゃん』で絵本作家としてデビュー。
と、波乱の生涯をベースにした絵本は、その画力もさることながら、ストーリーテラーとしても秀逸です。


絵が上手い人は、色の使い方上手いですねぇ。
「はらぺこあおむし」の作者、エリック・カールを見出したのもこのお方。


場内では、展示作品の絵本が読めます。ストーリーを知らないと、展示物の意味が分かりません。
読むのが面倒な場合、5本のアニメーションも放映しています。

そういうわけで、場内はお子さんが沢山いますが、まあ、お行儀の良いこと。静かに鑑賞していました。レオーニの影響は凄いですねぇ。
コメント
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