パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

アールヌーヴォーからアールデコに咲いたデザイン in そごう美術館

2022年10月19日 | アート・文化
オールドノリタケとは、明治中期から第二次世界大戦期にかけて、森村組および日本陶器(現・株式会社ノリタケカンパニーリミテド)によって製作・輸出された陶磁器のことです。

森村組は、アメリカに代理店を設立。現地デザイナーまで雇い、徹底した欧米人好みの陶磁器を製造します。
和洋折衷の、和の部分がほんの少しスパイスの様に微妙に効いたデザイン。
職人魂をここまで抑えて、よくもまぁ洋物に徹することが出来るものだなァ、と感心しました。明治の超絶技巧ばかり見てるとそう思いますね。

題名の通り、アールヌーヴォーからアールデコ、特にアールデコの作品が秀逸なのです。
残念ながら、ポスカードは1枚しか販売していませんが。
アールデコはユニバーサルデザインの走りだったのか?だからコピーしやすかったのかもしれません。

ノリタケの様に長命の企業をみるたびにマネジメントの神様、P・F・ドラッカーの言葉を思い出します。「企業の最終目的は、維持・存続にある」
妙なこだわりを持たず、マーケティングに徹し、時代と共に柔軟に変化する。「言うは易く行うは難し」ですねぇ。

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