東京都庭園美術館で開催されている「20世紀のポスター[タイポグラフィ]」展に行ってきました。
ポスター展示会になかでも、フォントの形やレイアウトについての展示会ですね。「読む文字から観る文字へ」と。
20世紀初期にこれほど洒落たフォントがあっとは。ドイツの広告が多かったです。やはりバウハウスの影響でしょうか。美術史から言うと、20世紀初頭はヴィヴィッドだったんでしょうね。19世紀末の印象派から始まった美術の革命がまだ続いていると言う。このあいだ観たシュルレアリスムやキュビズムもこの頃が始まりですね。また、ミッドセンチュリー頃の日本人のタイポグラフィも負けていません。
来場者はやはり、若い人が多いですね。こういうモダニズム系は。私としては文字だからディテールを観測する必要も無く、さっと観て終わってしまいました。
この美術館はその建物と庭園に価値があります。詳しくはサイトを見ていただくとして、この建物に関する私の第一印象は、「当時の日本人は小さかったのね」です。階段手すりの高さ、天井高、間取りの広さからするとそう感じます。意匠は素晴らしいですよ、当然。宮家の邸宅ですから。
昼時にはこの庭園で昼食を取る人達がいます。いやー、贅沢ですね。
でも、園内に入るだけで800円というのはねえ。
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