パールライスのつれづれなるままに

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最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

小林清親展 at 練馬区立美術館

2015年04月22日 | アート・文化
最後の浮世絵師と言われています。
明治初期、文明開化によって、急激に変わる東京を描きました。歌川広重の「名所江戸百景」みたいなものです。
光線画と言われる浮世絵です。
こうなると、洋画に近いですね。遠近法まで駆使して、光と夜がハッキリと分かります。
この人は、非常に多才な人で、浮世絵で一世を風靡した後、新聞紙上で風刺漫画家として人気を博します。その後日本画を描きます。

その浮世絵師としての集大成が「ネコと提灯」もはや絵画です。
日本画家としては珍しく、水彩画を行っています。その当時、洋画家でも滅多にしないことを。
そして、ライオン。明治17年の作品です。その頃ライオンは日本に来たそうですが、彼が見ることはなかったろう、と言われています。
つまり、何かの模写ですね。これも日本人画家としては初めてだろうと。ライオンを描いた事が。

非常にユニークな立ち位置にいた画家ですね。浮世絵師を越えて。
入場料800円だから、お徳だと思います。前庭は幻想美術動物園だし。

    
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