「古里(こり)駅」。今まで知らなかった。こんな名前の駅が東京都内にあるとは。それもそのはず、青梅線最終駅奥多摩の2つ手前の駅なのでした。観光以外に用がないよ、奥多摩なんて。青梅駅で乗り換えて古里駅へ。同じ青梅線なのに。しかもこれ以降、降車するときはボタンを押さないとドアが開きません。乗車するときも同じです。宇都宮線も宇都宮駅以北だとこうなります。また、小学生が電車通学です。しかも駅は顔パスで下車。
自宅から2時間30分かかります。東京~名古屋はのぞみで1時間20分だったはず。東京都内の移動に2時間・・・。
で、このすばらしい紅葉の景色。これは都内だよな。
何でこの駅に来たかというと、駅近くの橋梁点検のためです。高力ボルトF11Tの遅れ破壊を調べるために来ました。点検ハンマーでボルトを叩くと言うヤツです。
で、このゴンドラはどうやって吊り下げているのかというと・・・
こういう高所作業車(橋梁点検車)があるのです。いや、知らなかった。この業界初めてなもんで。
橋梁業界では「スプライス・プレート」のことを「添接板」と呼んでいます。「トラス」は「対傾構」ですよ。言いづらいでしょ、対傾構って。橋梁の人達は苦もなく話しています。慣れは恐ろしいな。また、「タッチアップ」と言う用語は無いらしいです。
建設業と一括りにして考えてはいけないことをこの歳にしてやっと分かりました。
高所作業が平気な人は、点検も軽がるなのだろうけれど、私はテレビ等のペンキを塗ったという話を聞いただけで、すこし足元が怪しくなります。
適性でしょうね^^;