パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

ミュシャ展 at そごう美術館

2019年12月18日 | アート・文化
ブタイトル「運命の女たち」にある通り、ミュシャの人生に関わった女性を中心に展示しています。
ミュシャ独独の女性像は、初恋の人「ユリエ・フィアロヴァー」、幼馴染の少女「テレザ・トラプル」の影響が強いと言う事も初めて知りました。

ユリエ・フィアロヴァー、彼女の頭文字「J」に可憐な草花を装飾的にあしらったもの(ミュシャ14歳)。


テレザ・トラプルの素描


それはそれとして、私が感心したことは「ミュシャの画風・画力は終始一貫していたんだなァ」と言う事です。
ミュシャと言えば、パリ時代のアール・ヌーボーの最前線作品を連想しますが、素描はこれとは違います。写実的な作画・パースです。実に絵画的です。それは終始変わらなかった。変らないと言う事も珍しいですけど。
素描は、この動画に登場する絵とは違います。むしろあの画力があったから、幾何学的にデコった絵が描けたのでしょう。
  

今年は、bunkamuraの「みんなのミュシャ」、松濤美術館の「サラ・ベルナールの世界」が開催され、ミュシャずいた年だったなァ、と言う思いです。

にしても、横浜そごう店は全階ミュシャ一色でデコってましたねぇ。
珍しく気合が入っていますねぇ。
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ジェス・ジョンソン ー NEON MEAT DREAM at NANZUKA

2019年12月14日 | アート・文化
田名網敬一の絵に登場するようなキャラクターをユーモラスにて、幾何学模様の背景にレイアウトしたような、ポップな不気味さを感じる作品です。


じつは、この展覧会のキモは絵の鑑賞ではありません。この絵を基にしたVR体験です。
会場にはいくつかのVRゴーグルがあります。
この号画の最後に登場する作品「TERMINUS」に引っかかっているゴーグルです。
このキモカワイイ?キャラが不気味に動き廻り、怪しい幾何学模様の世界を探検するのがこのVRの内容です。


5パターンありますが、見続けていくうちにDOOM酔いしてしまいました(笑)
こればかりは、紹介できませんので、実際に体験してみてください。可能であるならば。
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奥谷博展 at 美術愛住館

2019年12月11日 | アート・文化
洋画家界の重鎮、と言っても今回初めて知りました。
若い時の絵は、いかにも現代アート的ですが、年を取ると具象化へと変化し、今はそれに加えて幻想的になります。
巨匠の全体像を知ることが出来て有意義でした。
絶えず進化を続けていくその心意気はパンクだと、格好いいッス。
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アールデコの造本芸術 at 日比谷図書文化館

2019年12月07日 | アート・文化
アールデコ:1910年代~1930年代にかけて流行したデザイン。幾何学模様が特徴。
東洋、オリエント文化も取り入れ、後に規格化された無機質な形態を重視するモダニズムへと変化する以前のデザイン。
それが出版(イラスト)にも影響を与えたと。

有名な画家がジョルジュ・バルビエ。
建築だと、目黒区にある東京都庭園美術館。


アールデコ全盛期の時代は、大正デモクラシーの時代でもあります。モボ・モガが闊歩していた時代。要はバブル景気真っ最中ですな(1929年に大恐慌が始まる)。
と言う訳で、たっぷりの予算を使って贅沢な挿絵本が制作され、それにふさわしい画家がいたと。

アールデコは、バブルの後遺症ともいえる時代のあだ花の様な存在です。故にこのデザインは、今日まで継承されていない。
しかし、そのデザインは、今もって斬新・クールでもあります。古臭さがない。
魅かれますな。
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Project N 山田七菜子 at 東京オペラシティ

2019年12月04日 | アート・文化
こう言うヘタウマの絵は嫌いではないです。
東京オペラシティでは、新人の紹介・育成を一貫として展覧会を行っています。それがProject N。
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