パールライスのつれづれなるままに

日常のちょっと気になった事を気ままに書くブログ
最近は、美術鑑賞・ガジェット紹介が中心です。

千葉市美術館所蔵 新版画ー進化系UKIYO-Eの美 in 日本橋高島屋

2021年09月15日 | アート・文化
浮世絵版画の技と美を引き継いだ大正初年から昭和のはじめにかけて流行した版画だそうです。
浮世絵と同じく、版元の総合プロデュース力がモノ言う作品です。
近代の浮世絵といえば川瀬巴水。年初に話題となった吉田博、鏑木清隆の後継者、美人画の伊東深水、モガを描いた小早川清等オールスター勢ぞろいです。
川瀬巴水の旅情豊かな風景版画の始まりは、鏑木清隆の同門の伊藤深水の風景版画からの影響と、私にとってミッシングリングだった部分が繋がって興味深い展示会となりました。
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「GENKYO 横尾忠則」展 in 東京都現代美術館

2021年09月11日 | アート・文化
60年以上にわたる活動の集大成。横尾自身の総監修により、活動初期から今年まで、500点以上の作品が出品。
すみません、点数が多すぎて、自分、焦点が定まりません(笑)
アンリ・ルソー、ポール・デルヴォー、ピカソ、三島由紀夫、自身の結婚式の肖像画、Y路交差点等幾つかの要素が繰り返し登場します。ああ、それが好きなんだなぁ、つか、ネタ切れで繰り返す?点数を増やすために手抜きに見える作品もある、と思ってしまいました。
まぁ、そんなに深く考えずに観て不快に思わなければいいんじゃないですか?(棒
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MOTコレクション in 東京都現代美術館

2021年09月08日 | アート・文化
MOTコレクション展「Journals 日々、 記す」
東京都現代美術館の収蔵品です。
当館サイト紹介文より「私たちの生活を一変させ たコロナ禍や災害、 世界規模で開催されてきたオリンピック、 なにげない日常 などを背景に日々制作された作品を、多様な作家たちによるアンソロジーの ように構成、展示します。」
明治時代以降の作品を収蔵しています。
企画展よりこちらの方が安心して観られます。最新の現代アートは、オジサンにとって鑑賞疲れを生じさせるものがしばしばあります。


マーク・マンダース「保管と展示」
2階では、マーク・マンダースの作品を「特別展示」として発表しています。
企画展「マーク・マンダースの不在」がコロナ禍により開催期間(2021年3月~6月)が短縮されました。返却までの保存期間中、再構築して展示したものです。
「言葉ではなく物で本を書き、 架空の建 物としてこの現実の中に埋め込むことにした」 作家が18歳の時に得た「建物としての自画像」 という構想を表現しているのだとか。わけ分かりません。こう言うことを思いつかなければ、アーティスト👩‍🎨には、なれないんでしょう。
しかし、一つだけ分かりました。半分欠けた巨大な頭がひとつ床に傾いている像。これを見て、映画「ドグラ・マグラ」を思い出した人はそうもいないでしょう。

お陰であの狂気の探偵小説「ドグラ・マグラ」の不気味さを思い出しました(笑)
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聖徳太子1400年遠忌記念 聖徳太子と法隆寺 in 東京国立博物館

2021年09月05日 | アート・文化
公開終了日ギリ行ってきました。
お高い入場料ですが、トーハクらしく質量共にてんこ盛り。
ごちそうさまでした。
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大正ロマン・昭和モダンのイラストレーター 高畠華宵展 in 弥生美術館

2021年09月04日 | アート・文化
弥生美術館の始まりは、高畠華宵の一枚の絵から始まりました。
「さらば故郷」と言う絵です。


収蔵品である高畠華宵の絵を企画展示とするのは、どこの美術館でも行われているので、今は通常運営と言えます。
「少年の中には少女が、少女の中には少年がいる」とも評された両性具有的な人物画を描き、妖艶な雰囲気も醸し出すセンスはどこから来たのか?100年も前に。その謎が分かりました。LGBTだったんですね。

ファッションセンス、特に着物のデザインがずば抜けています。
ファッションリーダーとしての側面もあったそうで、そういう意味から和製アールデコともいえるかもしれません。

それはそれとして、当館としては、収蔵品と言えども一挙公開、気合が入っていることでしょう。
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