一点の雲もない青空の下を 至仏山に向かって歩く。
若草色に輝く ヤマドリゼンマイ を横に見て歩く。
足元だけを見つめて ひたすら歩く。
水面の自分を見つめて歩く。
今年の尾瀬は ハクサンチドリ の開花が目につく。
タテヤマリンドウ や ツマトリソウ などに比べると 花が大きく目立つから かも知れないが。
朝4時40分ころ 木道脇に並んで咲く ハクサンチドリ と サギスゲ を見つけた。
一時間後 陽は登った筈だが見晴し地区は 東に聳える燧ケ岳の陰でまだ陽は射さない。
並んで咲く別のペアを見つけた。そのペアは陽が昇ったことを花色で知らせている。