ヒカゲノカズラ は 日陰の蔓 なんだろうが日陰には生息していない。
陽の光が燦々とふりそそぐところを這いまわっている。
タカネヒカゲノカズラ も同様 陽当たりと風通しがよく 他と競合しない厳しい場所に生息している。
そんな所だから植物体は小型で 胞子嚢穂も背を伸ばさない。
この株は アオノツガザクラ と一緒に岩の割れ目に沿って 伸びていた。
ミヤマヒカゲノカズラ が隣の中の岳には生息しているというが jokichiはまだ見たことが無い。
気圧配置が冬型になり 今日の天気は時雨模様。戸外作業の手が冷たい。
そんな今頃が ダイモンジソウ の季節。
他の鉢より開花が遅かった この白花の株もようやく開花してきた。
この花も含めて 園芸品種には きれいな大の字に咲く花が少ない。
エゾヒカゲノカズラ と言う種があると先輩から教えて頂いたのは今年の春の頃だった。
ヒカゲノカズラ との違いは胞子嚢の付き方にあるのだというから 秋になるまで確認できない。
そんな話を思い出しながら 草紅葉も終わった草原を歩いていると 気がかりになるものがあった。
枝分かれした胞子嚢には柄がほとんどない。
未熟なのかと思ったが 手を触れると煙のように胞子が飛んだ。
完熟している。これが 教えて頂いた エゾヒカゲノカズラ に違いない。
胞子嚢穂以外には ヒカゲノカズラ との違いはない。
でも この絵をみると ヒカゲノカズラ より葉のが先端に向かって湾曲しているような気がする。
25・26日は陶芸仲間の展示会だった。
jokichi の作陶は てびねりの植木鉢が主体だ 空鉢ではつまらないので花を植えて展示した。
時節柄 植えられた花はほとんどが 華やかな大文字草 になってしまった。
当ブログで既に紹介した鉢もいくつか並んでいます。
見に来てくれたお客様は 鉢を見ないで花の方を観賞してくれた。
ホントは鉢を見てもらいたいのに・・・・・。
このところ ヒカゲノカズラ科 の仲間に魅かれている。
シダ類ではあるが 普通に見られる羊歯とは一味違った草姿と常緑 などのせいなのかも知れない。
科内には似たような草姿のものが多く どこで分類するのかなどがわかってくるとまた面白い。
まず 科名になっている ヒカゲノカズラ 。この見事な胞子嚢穂は9月の植物調査の時の出会い。
葉の茎に対する開度は諸条件や生育場所などによって違いがあるようだ。