世の中には他人の空似という言葉があるけど
花にもそっくりな花があります、
花だけ見たのでは区別がつかない
カシワバハグマとコウヤボウキを並べてみました。
カシワバハグマ(柏葉白熊) キク科コウヤボウキ属
木立の中の薄暗いところに咲くのでもうちょっとで見逃すところだった。
葉が柏の葉みたいに大きい、
ハグマとはお坊さんが振り回している払子(ほっす)、
あれに使われている白いヤクの毛のこと。
まるでリボンで出来た花みたい。
中央から色がついたおしべが伸びてきて
先端からオレンジ色の花粉が出てくる。
ここまではカシワバハグマ、次はコウヤボウキです。
コウヤボウキ(高野箒) キク科コウヤボウキ属
これは草ではなく落葉低木に分類されるようです。
昔、高野山では弘法大師の教えで竹などの植栽が禁じられていた、
花が落ちて枯れた枝を束ねて箒として使っていたとか。
正倉院御物の「子日目利箒(ねのひのめとぎほうき)」は
このコウヤボウキで作られた「玉箒(たまぼうき)」と呼ばれ
万葉集にも詠われています。
この二つの花、同じ所に咲いていたら混乱しちゃう、
コウヤボウキは10年以上前に赤塚植物園で撮ったものです。
百花園の植え込みを荒らしているタヌキマメはマメ科タヌキマメ属の植物、
べ~っとベロを出したような花はかわいいけど。
去年まではいろいろな花が見られた一角が
今年はタヌキマメで覆い尽くされている。
おかげでトウテイランとかマツムシソウが今年はほとんど見られなかった。
シュウメイギクがお目見え、ただし鉢植えですが。
ここのシュウメイギクは咲くのが遅い
今やっとツボミが見えてきたくらい。
せめてもと鉢植えを置いてくれたのかな。
data: EOS70D/EF70-200 1:2.8。 撮影 9月21日 向島百花園
六代目三遊亭円楽、師匠や歌丸さんのもとへ。
六代目円楽さんが亡くなりました。
最近では笑点にも顔を出したりしていたので復帰間近と思っていた、
あまりにも突然だったので驚いています。
いろいろ言いたいことはあるけど今はただ「長い間ご苦労さまでした、
先代圓楽さんと歌丸さんと一緒に天国で笑点を、、、」と祈るばかりです。