20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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やせっぽちな少女だった頃の話

2010年04月13日 | Weblog
 道ばたに、スミレの花が咲いていました。
 子どものころ、大好きだった花です。
 5つ年上の姉とは、春休みになるとよく、近くの山にのぼったものです。
 そこで探したのが、このスミレの花。

 あの頃、夏休みになると父に連れられ、東京の宝塚歌劇団を見に行ったものです。
 当時、男役は春日野八千代、淀かほる。女役は浜木綿子、加茂さくらなどが全盛の時代でした。
 そこで歌っていたのが、「すみれの花咲く頃」
 スミレをみると、あの宝塚の華々しい舞台を思いだし、山道でふたりで声を合わせ、歌ったものです。

 私が中学生になった春、姉は大学に進学し、秩父を離れました。
 それからふたりで山でスミレを見つけたという記憶が欠落しているので、たぶん姉も学生生活が忙しくなり、あまり帰省しなくなったのかもしれません。
 
 スミレの花をみていたら、そんな昔のことを思い出しました。
 その姉は、現在もまだ大学で教えています。
 小金井のG大まで自宅から自転車で片道30分かけて通っていて、おまけに規則正しい食事をしているので5キロも痩せたと、先日も自慢メールをもらったばかりです。
 5キロとは羨ましい限り。私なんてやっと1キロですから。
 スミレの花を探して歩いていたあのころの姉と私は、あんなにやせっぽちな女の子だったと言うのに・・・。
 それもこれも、今やなつかしい思い出話です。
コメント (2)
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