20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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もみじ

2010年04月29日 | Weblog
 さわやかな、新緑の季節です。
 この季節、もみじを「紅葉」と書くのは、どうも躊躇ってしまいます。
 だって、こんなに透き通るような「うすみどり」の葉っぱを繁らせているのですから。

 このみどりの葉っぱが、凍えるような冬の寒さや、焦げそうな夏の暑さをくぐりぬけ、あんなに真っ赤な葉っぱになっていくなんて!

 赤く紅葉したもみじは、赤ちゃんの手のよう・・・。と、よく表現されます。
 でも、いまの季節のもみじは、さて、いったいなにに喩えられるでしょう。
 
 私が思いうかべるのは、子どもの頃うちにあった、透けた模様の「水うちわ」
 首をのばして葉っぱを見上げていると、そこから風が、水しぶきでもふるい落とすようにころころ転がってくるような気がします。
 それにしても、「水うちわ」
 いまでもあるのでしょうか?
コメント
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