20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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「子どもの本・九条の会」二周年の集い

2010年05月01日 | Weblog
 先日、朝日新聞朝刊・文化欄に「子どもの本・九条の会」二周年の集いの告知が掲載され、反響が大きかったそうです。 
 また昨日の、毎日新聞朝刊・東京版でも告知が掲載されました。
 そしてさらに同日、毎日新聞の夕刊では「憲法9条 民意はどこへ」というテーマで、「特集ワイド」という大きなスペースで、本日講演をしてくださる詩人のアーサー・ビナードさんや「九条の会」事務長である東大大学院教授の小森陽一さんのインタビューなどが掲載されていました。

 アーサー・ビナードさんはこう語っています。
「1990年、湾岸戦争で米国中心の多国籍軍がイラクを攻撃、日本では自衛隊派遣問題が浮上していた。国会でも、テレビでも新聞でも、憲法違反かどうかの議論で起きた。そして憲法が歯止めになって派遣できなかった。そのとき、日本では憲法が生きているんだと驚いた。なにせ母国(米国)では考えられないことだから」そして彼は合衆国憲法を「ミイラ」にたとえます。
 またビナードさんは普天間問題もこう語っています。
「日本のメディアでは米国が『失望』したり『いらだっている』という。でも米国での報道にはオキナワもフテンマもほとんど出てこない。米国にいる母や叔父、多くの友人たちも、この問題について何も知らない。メディアのいう米国って、ゲーツ国防長官を含む、多く見積もっても500人くらいのことです」
 そして彼は最後にこう指摘しています。
「昨年の海賊対処法のように、日本でも憲法を『ミイラ化』しようという動きは既に出ている。憲法を守る運動は大切だけれど、それだけで平和は築けない。日本に暮らす僕たちが、生活者の視点で『ミイラ化』を阻止しなければ」

 本日、いよいよその二周年の集いが13:30開場です。
 ぜひ、たくさんの皆さまに、お集まりいただきたいです。
 
 私もひと足早く会場の国立オリンピック記念青少年センター「大ホール」に駆けつけて、開場準備をお手伝いする予定です。

 写真は本日の講師、アーサー・ビナードさん。

コメント (4)
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