20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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空の旅

2010年05月08日 | Weblog
 空の旅といっても海外へいく話ではありません。
 虎屋の、うす紅色に白小豆の「空の旅」という菓銘の羊羹の話でもありません。

 このところ、ベランダでお花にお水をあげていて、目につくのが飛行船。
 あんまりたびたび目にするので、ネット検索してみたら、どうやら飛行船の空の旅が流行っているようです。

 晴海から飛んで、東京タワーや新宿副都心や日本橋、銀座上空を飛んで、最後の目的地が東京スカイツリー。
 建設中のスカイツリーを上空から眺めようというのが人気の理由のようです。
 料金はデイクルーズで、ひとり6万円ちょっと。ナイトクルーズでは7万円ちかく。
 一瞬、バブルのころを思い出すような、目も眩む、豪華・空の遊覧です。
 
 20階に住んでいても高所恐怖症の私は、どんな甘い言葉で囁かれようと、そうした空の企画には触手を動かされません。
 ほんとうは、飛行機だって苦手なんですから。
 乗らなきゃいけないときは、心臓をばくばくさせながら握りこぶしにじっとりと汗をかき、覚悟を決めて乗っています。
 ですから、「のだめカンタービレ」(二ノ宮知子・講談社)の千秋クンの気持ちが、とってもよくわかるのです。
コメント
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