昨日の日曜美術館は、明治の日本画家・河鍋暁齊の特集でした。
「画鬼」と呼ばれる彼の筆による、カリカチュアされた妖怪は秀逸です。
実は、建築家のコンドルが彼のお弟子さんだったということも、初めて知りました。
その日曜美術館のラストのインフォメーションで、いま汐留で開催されている「メイド・イン・ジャパン南部鉄器」の展覧会のことを知りました。
南部鉄器に興味のある私としては、行かないわけにいきません。
すぐさまその足で、汐留に向かいました。
東北・岩手の豊かな大地が育んできた南部鉄器が、いまフランスやベルギーのハイセスなティーサロン向けにと、カラフルでスタイリッシュな様相を呈し、注目されているようです。
でも私は昔ながらの、南部鉄瓶に惹かれています。
そのフォルムの、うつくしさたるや・・・!
鉄瓶は重いので、私のような肩凝りには日常には使えません。
けれど、デザイン性のますますブラッシュアップされていく南部鉄瓶は、見ていて惚れ惚れしてしまいます。
駈け足で、ほんのちょっとの汐留滞在でしたが、楽しい時間でした。