このスイカ、「ゴジラのたまご」というネーミングの、スイカだそうです。
ラグボーボールのような、細長い形。
これだけで、お値段が1万円以上します。
その昔、夫がアメリカに赴任していたとき、大学生だった娘と、夏休みのひと月を、夫の赴任先のアメリカで過ごしたことがあります。
博士課程に進んだばかりの息子は、一人で日本でお留守番。
彼は、その前年の夏休み、大学のジャズ研の友人たちとアメリカで2週間ほど、アパートを借りて、夜な夜なブルーノートなどに行き、ジャズ三昧の夏を過ごしていたのです。
ですから、日本に残って、お勉強?
さて、スイカです。
夫の赴任先で、スーパーにお買い物に行くたびに目についたのが、このラグビーボールのような形をしたスイカでした。
アメリカのスイカは、ほとんどが、「ゴジラのたまご」のような形をしたものでした。
日本のようにカットされたものは売っておらず、いつも丸々一個を買ってきます。
一個、4〜500円くらいだったと思います。
スーパーでは、恰幅のいい女性たちが、こうしたスイカや、抱きかかえるのが大変なくらい大きなサイズのアイスクリームを、2個も3個も買って行きます。
アメリカの冷蔵庫は、それらがぜんぶ入ってしまうくらい大きいのです。
食洗機もオーブンも、何もかもがアメリカサイズです。
さて、肝心のスイカ。
アメリカのラグビーボールスイカは、日本のスイカのような繊細な甘さはなく、淡白なお味でした。
この「ゴジラのたまご」はきっと、甘くてすごくおいしいのでしょうが、こんなネーミングと木の箱に入っただけで、一万円って、ちょっと高すぎない?と思ってしまいました。
スイカ、大好きなんです。