20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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昨日は三の酉

2015年11月30日 | Weblog

           

 昨日は三の酉。

 今年最後の酉の市でした。

 浅草のおとりさままでいく時間がなかったので、富岡八幡宮の酉の市をのぞいて、小さな熊手(フクロウの)を買ってきました。

 

 浅草といえば、いとうみくさんの、浅草が舞台の新刊『車夫』(小峰書店)、彼女のこれまでの作品のなかでの、最高傑作だと思いました。

 彼女は、どこまで高みにのぼっていく作家なのでしょう。

 とにかくすごい作品です。泣きました。

 

 作中「厄除け」が出て来ます。

 その厄除けがなぜか、すとんと胸に落ちて、この間、カード問題など、いろいろトラブルがあったので、富岡八幡宮で、しっかりとお参りして、すっきりした気持ちになりました。

 お隣の深川不動尊ででもお参りして、ちょっとおしゃれなカフェを見つけ、そこでお茶してから、神楽坂に行きました。

(写真は、ベランダからみた、夕暮れの富士山。ビルに隠れて、年々、見えなくなっていきます)

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2 コメント

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Unknown (いとうみく)
2015-11-30 13:50:41
加藤純子さま

ブログでもご紹介いただき、本当にありがとうございます!いつも書き終わったときは、傑作!なんて思うのですが(お調子者なので)、だんだん大丈夫かな、あれ、もしかしてちがったかな・・・と不安になるのです。でも、こんなふうに感想をいただいて、とても気持ちがラクになりました。いつも本当にありがとうございます!心から感謝をこめて(*^_^*)
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Unknown (加藤純子)
2015-11-30 15:54:53
みくさま

近頃は、拙blogで皆さまからご恵贈いただく新刊のご紹介がなかなかできず、もどかしい思いでおります。
ほんとうにごめんなさい。

『車夫』は、すばらしい短編連作でした。
昨日も、親地連のHさんにお話しました。
「すぐ、読んでみるわね」と。

人間をあれだけ造形できる力は、ほんとうにすごいです。
最後は涙がとまりませんでした。

子どもの貧困が問題になっています。
『かさねちゃんに聞いてみな』も、その中でネグレクトや子どもの貧困を捉えていました。
そうした社会性をもちながら、人と人が、どうつながりあって生きていくか。
自分の人生を、それぞれがどう掴み取っていくか・・・。
そうした問題を提起してくれた今日的な作品でもありました。
こちらこそ、読ませてくださってありがとうございました。
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