20階の窓辺から

児童文学作家 加藤純子のblog
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アフタヌーンティ

2024年11月06日 | Weblog
            

三越のフォートナム&メイソンです。

たまには、ゆっくりアフタヌーンティを楽しみたいなと思いますが、我が家の土日のリズムは、11時にランチをして、お買い物をしてさっさと帰ると言うものです。

平日も、それぞれに予定が入っていたりして、前から決めておかないと、なかなか長時間の外出はできません。

あと、数年後、夫が会社の顧問をリタイアして、私も児文協の副理事長をリタイアして、時間がたっぷりできた頃には、と思っています。

かつて、作品に書くために、本場のアフタヌーンティを味わいたいと思いました。
取材です。
でも、忙しくて、イギリスまでは行けず、香港に行きました。
作品の舞台はイギリスにしていますが。
香港のペニンシュラホテルの、有名なアフタヌーンティを味わいながら、取材しました。

イギリスの植民地だった香港は、当時は、さまざまなところに、イギリスの香りを漂わせていました。
中国的味わいもありましたが、香港は香港のアイデンティティに満ちていました。
中国には、大連などに行きましたが、街並みが違います。

でも香港ですごかったのは、やはり九龍城砦でした。
あのごちゃごちゃ感の、すごい違法建築である、建物は、香港人の生きぬくたくましさを感じさせてくれました。

話が、アフタヌーンティからそれました。
物語は、紅茶にうるさい母親と、反抗期の少女。
その二人が、父親にも勧められ、春休みを利用してイギリスにアフタヌーンティの体験に出かけます。
母親が日本でやっている「紅茶を飲む会」のメンバーとの団体旅行です。

格調高いホテルでの不思議な時間と、ちょっと怖い話。
そこでアフタヌーンティが、物語の中心に出てきます。
そのために、きちんとしたアフタヌーンティを体験したかったのです。

もうかれこれ20年くらい前の作品です。

三越のフォートナム&メイソンの前を通るたび、その作品の一節が、今でも脳裏をよぎります(笑)。
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