折にふれて

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鹿児島の空と「Will you still love me tomorrow?」  By空倶楽部

2016-06-19 | オトナの遠足

鹿児島、城山から眺めた朝焼けの空。

ここからは鹿児島市街のほぼ全域と

錦江湾越しに桜島の雄大な姿を望むことができる。

城山といえば、西南戦争最後の激戦地。

この景色を眺めていると、西郷隆盛が終焉の地として城山を選んだことにも頷ける。

足掛け3日間の鹿児島滞在。

かつて、一緒に仕事をした仲間たちとの再会など、

楽しい時間はあっという間に過ぎたが、

この景色はいつまでも心に残る...そう思えるほど印象的な朝焼けだった。

 

さて、楽しかったといえば、鹿児島での最後の夜のこと。

 

鹿児島中央駅近くの屋台村へひとりで立ち寄った。

「かごっまふるさと屋台村」といって、鹿児島の食材、郷土料理を供する25店が軒を連ねている。

圧倒的に地元客が多く、入った店もそう。

カウンターばかり10席にも満たない店で、

しばらくは常連さん同士の会話に聞き耳を立てるだけだったが、

ふとした会話から、隣に座っていた男性が同じ大学の出身でしかも同級生ということがわかり、

それをきっかけに他の方たちとも会話が弾んだ。

誰もがあたたかく接してくれて、思わぬ楽しい時間となった。

その中で感じた意外なこと。

地元の人たちの会話がほとんど標準語なのだ。

若い人ならともかく、ある程度の年齢の方でもまったく方言を感じさせない。

新幹線が開通したことで、

空の便に加えて、大阪や東京との行き来がさらに多くなり、

海外からの観光客も増えているからでは?! とのことだったが...。

それもあるかも知れないが、維新前後の薩摩人の活躍を思うと、

この地に連綿として続く、開放性や進取の気性とでもいうような県民性が影響しているように感じた。

そして最後に、隣にいた二人連れの若い女性たちからダメを押された。 

「ごわす」とか「おいどん」とか言うと思ってたんでしょ?!

...図星です。 


朝日を眺めながら思いついたなんとなくの選曲

「Will you still love me tomorrow」

キャロル・キングのデビューアルバム「Tapestry(つづれおり)」からの一曲。

ベストセラーとなったこのアルバム、イッツ・トゥー・レイト、君の友達、ナチュラルウーマンなどいずれも傑作揃い。

そして、この曲も名曲。

美しいメロディとともに、なんとも切なく愛らしい女性の心情を感じていただけたら幸い。

 
  Carole King - Will You Still Love Me Tomorrow? (1971)

♪今夜は何も話さないで...

 だって、あなたは「私がたったひとりの女性」と言うに決まっているから。

 だけど、このすてきな夜が明けたら、私の恋も終わってしまうかと不安なの...

 私は知りたいの。あなたの愛が確かなものかということを。

 だから答えて。二度とは尋ねないから...

   「明日になっても、あなたは私を愛してくれているのかしら...?」

 

 

「9」のつく日は空倶楽部の日   

詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで

 

 

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