折にふれて

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昼下がりの港 風の秋 By空倶楽部

2017-10-09 | 空倶楽部

「9」のつく日は空倶楽部の日。

     ※詳しくは、発起人 かず某さん chacha○さん まで

 


 

福井県三国港。

竹田川と九頭竜川。

それぞれの河口が合流し日本海に注ぎ込もうとするあたりに、

この北陸有数の漁港が開けている。

港を往来するのは漁船だけではない。

ここは越前加賀海岸国定公園の一画であり、

近くには東尋坊や雄島といった絶景が広がることから、

観光船が発着する場所として賑わってもいる。


さて、今回の空倶楽部、お題は「鉄塔のある空」。

そんな三国港に秋の陽が傾きはじめたころ、

ひろく開けた景色の中にふと鉄塔が目にはいった。

こうして眺めてみると、それなりに存在感があるのだが、

どういうわけか、これまで目に入ってこなかった。

薄曇りの空に赤と白に塗り分けられた鉄塔が妙に映えて、

さらにその鉄塔が見おろす先には、案内を終えて次々と帰ってくる観光船。

そんななんでもない風景の中に秋の風を感じた次第である。


 

アメリカのシンガーソングライター、エリック・アンダーソンの名アルバム「ブルーリバー」。

しみじみと語るように歌われる数々の楽曲。

すでに40年以上も経っているが、

自分の中ではいまだに色褪せない名盤である。

そのタイトル曲を秋の日の川の流れに重ねてみた。

Eric Andersen - Blue River

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