金沢の中心部、広坂のアメリカ楓が色づいている。
旧県庁のしいのき迎賓館と四校記念館 の間を抜ける小路の街路樹で、
毎年この時期になると、秋の深まりを告げてくれる。
それでいつからか、この通りも「アメリカ楓通り」と呼ばれるようになったが、
実は「アメリカ楓」そのものも通称らしく、学名としては「モミジバフウ」というらしい。
「モミジ」はともかく「バフウ」とはなんだ?
情緒のカケラも感じない語感になってしまっているが、
「紅葉葉楓」をカタカナ読みしたものと知れば頷けないこともない。
さて、そんな広坂界隈で見かけた光景を点描。
すこしでも深まりゆく金沢の秋を感じていただけたなら幸いだ。
ところで...先のカタカナ表示と情緒のこと。
国名だから「アメリカ楓」が正しく、それにならって「アメリカ楓通り」としたのだろうが、
兼六園や金沢城に近い広坂の地にあってはどうもカタカナ語感はしっくりこない。
それでタイトルでは「あめりか楓通り」としたのだが...いかがだろう。
ひらがなにするだけで、より金沢らしい情緒を醸しだすと勝手に名づけたのだが、
ぜひ関係部署のご意見も伺ってみたいものだ。
なんとなく深まった秋を思わせる曲。
ラヴァーズ・コンチェルト サラ・ボーン
sarah vaughan - A Lover's concerto
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