1月12日、金沢の積雪は46センチ。
久しぶりの大雪に市内を中心とした交通は大渋滞、
急を要しない仕事はキャンセルし、
午前中は職場あげての除雪、午後からはデスクワークが中心となった。
久しぶりと書いたが、以前の金沢ならこれくらいの降雪は当たり前、
確かに交通量は多くなっているが、
それよりも、暖冬に慣れて雪に備える意識が希薄になったことが
都市機能そのものを弱体化させているように思えてならない。
いきなり毒を吐いてしまったが、悪いことばかりでもない。
今日は週末とあって、町内のあちこちでは家族総出で除雪する姿が...。
各家庭とも敷地と自宅前の道路を除雪するのが雪国の習わし。
自然と除雪コミュニティのような連帯感が生まれ、
隣同士はもちろん、通行人も含めて「お疲れさま」、「ご苦労さま」と声をかけ合う姿は、
当事者のひとりながら微笑ましい。
ともすれば、地域コミュニティが希薄になりがちな昨今だが、
除雪の声がけが縁で「ご近所さま」意識が深まることも少なくない。
もうひとつ良いことがあった。
除雪が一段落して見上げた空が...。
雪雲の間から青い空がのぞいている。
雪国に住んだことがある人ならわかってもらえると思うが、
季節の大半が厚い雲に閉ざされる冬。
雲の合間からのぞく一瞬の青空になんとも言えない爽快感を覚えるのだ。
こんな空を眺めると思いだす言葉がある。
子供の頃の大雪の日。
何日も家から出ることができず、学校にも行けなかったので、
おそらくは三八豪雪の記憶ではないかと思う。
ふとラジオの番組から「いつか見た青い空」という言葉が聞こえてきた。
その言葉が、そのとき窓から見えた、雲の切れ間の一瞬の青空にかぶり
子供ごころに鮮やかな印象として残ったのだ。
ずいぶんと後になってから、
「いつか見た青い空」はシドニー・ポアチエ主演の映画「A Patch of Blue」の邦題であることを知った。
映画そのものは、人種差別を背景とした盲目の白人少女と黒人青年のはかない恋を描いたもので、
冬の青空とはまったく関係がない。
が、初めて聞いてからというもの、この時期の青空へのあこがれを映す言葉として、
この年になっても忘れることができなくなったのである。
さて...。
明日は今年に入って初めての「晴れ」予報とのこと。
ひょっとしたら、「初日の出」を拝めるかもしれない(苦笑)
そして、堂々と満天の「青空」を撮りに出かけようと思う。
「太陽の当たる場所」 スティービー・ワンダー
Stevie Wonder - A Place In The Sun
かなり積もったんですね。ご近所さん総出での除雪、
コミュニケーションがとれていいこともありますね~。
綺麗な青空が除雪のご褒美のように思えます^^
日の出・・見られるように祈ってます♪
S氏。。。大正解です(笑
お~~~!
しっかり車の上に乗っかっていますね。
ここ十数年ほどお目に掛かれていない景色。
住んでいた時は、車の雪下ろしで大変でした。
こう云う光景も懐かしい。
明らかに暖冬傾向が続いていましたから。
昔の旧市街地は道の真ん中に融雪配管がきめ細やかに通っていましたが、市街地の拡大で出来た住宅地は大変ではないのかと思ったりします。
豪雪回帰が現代社会に良いのかどうか?考えるところでもありますね。
雲間に見える真っ青な青空も嬉しかったことを思い出されます。
長々と書きました。
少し積もった雪に喜んでいる私は雪国の方たちには申し訳ない話しですね。
除雪しながらの人との関わりはわかります。
私達のところに地震があった時に‥一つだけ良かったなと思うことはご近所の方との助け合いでした。それからは‥一緒に乗り越えたという思いで前よりは密になったような気がします。
BGMいいですね〜〜
本日2回目の除雪から帰還しました。
私の姿を見て、お隣さんも除雪に出てきました。
近所に負けないようにきれいにしようとする
競争心も煽られています(笑)
明日晴れたら白山を撮りたいな。
やっぱり、Sモンさんでしたか(笑)
** サイモンさん
くしゃみでませんでしたか(笑)
>市街地の拡大で出来た住宅地は大変ではないのかと思ったりします。
その通りです。
私の家は融雪のある道路に近いので
助かっていますが、
その分、早めに除雪をしないと奥にあるご近所さんが出られません。
降雪時、当家の責務は重いのです。
冬の青空、サイモンさんにはわかっていただけたようですね。
冬の青空はたとえわずかな隙間からだったとしても
ありがたく感じます。
** hitsujigumo3942さん
震災や大雨災害に比べたら除雪など
なんてことのないことです。
その分、熊本のみなさんのこころのつながりは
強いのでしょうね。
一日も早い復興をお祈りするばかりです。
綺麗な空…嬉しいですね!
「初日の出」が拝めるといいですね。
ニュースでもやってて、こちらでも。
本当に仕事そっちのけで、雪かきですよね。
でも最近は、雪をどける場所もないですよね。
今回、こちらはそんなに降ってないんですよ。
降ってもちょっとうっすらと積もる程度。
すぐに溶けてベチャベチャになってます。
去年の大雪みたいなことにならんようにと切に願うばかりです。
そちらの雪はピークを過ぎましたか?
積雪のことをニュースで知って気になっていました。
「雪」ほど、関わり方によって印象の違うものも
珍しいですよね。
でも、大変な中でも人同士が爽やかに交流できたり、
やっぱりロマンチックで美しいものであったり、
イメージでしか雪を語れないわたし達には
無責任ながら羨ましい気がしてしまいます。
「いつか見た空」、青さが目にもココロにも沁みますね!
昨日、今日も出逢えたでしょうか?
寒さのピーク、春へのベクトルは確実に~♪
今日はこちらも朝は0度。痺れた1日でした。
日本海側の大雪。
本当に大変ですよね。雪かきも体力も必要ですし危険も伴うこともありますから、、。
注意なさってくださいね!
雪の後に広がる青空。
眩しいですね!!!!
>「初日の出」が拝めるといいですね。
1月14日の朝、雲の間から
申し訳なさそうに初日の出が昇りました(笑)
** hirorinさん
>すごい雪ですねえ。
結局、金沢の積雪は62センチを観測したそうです。
たいへんはたいへんでしたが、子供の頃から比べると少ない方だと思います。
けれど...、
12日から13日にかけては自宅の雪かきが4回、まだあちこち痛いです(笑)
** lunayaさん
こころあたたかいコメントありがとうございます。
きびしい冬があるからこそ気づくこともあるということでしょうか。
以前いただいたコメントにもありましたが、
金沢の文化、伝統工芸なども
内にこもる期間が長いからこそ
育まれたということもあるかも、と思いました。
冬来たりなば春遠からじ の心境です(笑)
** かず某さん
ご心配ありがとうございます。
雪はすでに峠を越しています。
雪景色の中、すばらしい青空にも出会えましたので、
悪いことばかりではありません。
奈良の写真、興味深く拝見していますよ。