花をアップで撮ることのなんと難しいことか。
石川県加賀市 狐山古墳 2020.09.27 09:53 Sony α7S2 Distagon F2/24mm (F/2 , 1/400sec , ISO100)
二日がかりで撮った成果がこの写真だが
どこをどう撮ったのか...実は、当の本人もよく覚えていない。
一日目。
もともと撮影意図もなく、なんとなく花に向かったが
案の定、しっくりとこない。
それで...
花そのものを「日の丸」で撮るのはよそう。
色飽和が起きないよう、どちらかというと暗め、
偏光フィルターを使って、さらにコントラストを控えめに...
などと思案した翌日のこと。
夜来の雨も上がって、絶好の花日和だ。
勇んで出かけ、いろいろと試しながら花と格闘すること30分。
期待を胸に自宅に戻るとすぐに
撮影データをパソコンに取り込んだのだが...
やはり、しっくりとこない。
「花は向いていない」と、
データをすべてお蔵入りにしようとしたところ
「はて?!」とこの写真に目が止まった。
撮った覚えがないのだ。
おそらくは露出を確かめるために
テストで撮ったものだと思う。
そもそも弾みで撮ったものだから、
表現したかった被写界などあろうはずもない。
したがってピントもあいまい。
けれども、他の写真にない躍動感を感じたのがこの一枚だったのだ。
(もともと躍動感も意図していなかったのだが...)
そうそう!
原型をとどめていないがれっきとした彼岸花です。
ボケ具合がいい感じですよ!
実は私も近所の神社で彼岸花を撮影してみたのですが
全然しっくりこなくて(;^_^A
お蔵入りになりそうなのです
写真がしっくりこないと当然俳句もつかないのです( ;∀;)
彼岸花の攻略は難関ですね(;^ω^)
ただし、結果オーライ。
というか、偶然の賜物です(笑)
ほんと難しいです。
ひとつ気づいたことですが
花に目線を合わすことがポイントのような気がします。
ところが、背丈が低いので
これも至難のワザ。
ホント悩ましい限りです...