はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

碓氷峠を越えて 1

2017-06-08 20:07:07 | 鉄道
尾瀬から下りてきた日は高崎に一泊しました。翌日(6月3日)は帰るだけですが、ただ高速を走って帰っても面白くないので、寄り道しながら帰ることにしました。選んだルートは国道(旧)18号線で碓氷峠を越えて行くコースです。この道は、私の好きな街道(中山道)にも沿っているし、分水嶺(碓氷峠)も超えるし、廃線跡も歩けるしと、私にとっては興味の尽きない道になりました。

まず向かったのは、横川駅です。妙義山がすぐ近くに見えました。


この山を初めて見たときには、「関東にはこんな山があるのか!」と、びっくりした思い出があります。


下の写真は、行きしなに上信越道の横川SAから写した妙義山です。迫力満点の山ですね。事故も多いと聞きます。


さて、JR信越本線横川駅にやってきました。


駅前には、「峠の釜めし」で有名な、「おぎのや」もあります。


かつては碓氷峠越えの拠点だった駅も、1977年の北陸新幹線の部分開通により、ここが信越本線の終着駅になりました。車止めが、それを物語っています。


せっかくなので、おぎのやの釜めしをいただきました。なかなか美味しい味付けでした。


私は、この峠を列車で越えたことはありません。したがって、釜めしも食べたことはありませんが、関東の方にとっては懐かしい味なんでしょう。


駅の隣にある「碓氷峠鉄道文化むら」も訪れてみることにしました。


旧国鉄時代に活躍した車両が展示されています。


大好きな「キハ」もありました。


これも妙義山の峰の一つでしょうか。


何と言っても、ここはアプト式でしょう。横川駅の先には、66.7%という国鉄で最も急な勾配があったのですから。


横川駅で時間をとりすぎたようです。さあ、峠に向かって進みましょう。

<つづきます>