はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

夏の青鬼集落を訪ねて

2017-07-23 19:30:55 | 知らない街をぶらり
信州に行ったら、一度訪れたかったのが、青鬼(あおに)集落です。白馬村にあるのに、それこそ何十年と、スキーなどで白馬村には来ていたのですが、青鬼集落の名前を聞いたのは、ここ2〜3年の話です。


青鬼は白馬村の北東端の標高760mの山腹にあります。大糸線の信濃森上駅からしばらく行くと、道はけっこう狭い山道になります。いくつかのカーブを曲がると、青鬼の集落が現れます。まさに山里という風情です。


青鬼は平成12年に重要伝統的建造物群保存地区に選定されたそうです。伝統的建造物群の主体をなすのが14棟の茅葺き(現在は鉄板被覆)の主屋です。


そして、青鬼の一番の見所は、美しい棚田でしょう。この棚田も平成11年に「日本の棚田百選」に選定されたそうです。


さらに、素晴らしいのが棚田越しに見る北アルプス北アルプスの景観です。この日は残念ながら雲がかかっていました。(ああ、無情!)


お約束の写真です。青鬼の写真では必ず登場する石仏です。


この木はちょっと気になりました。


あちらこちらに「立ち入り禁止」の立て札がありました。あぜ道に入る人や農家の邪魔をする人が多いのでしょう。困ったものです。


石垣にユリが咲いていました。


カーブミラーも写したくなる被写体です。


晴れて暑いぐらいの天気ですが、山の上には雲がかかったままです。夏の昼下がりの青鬼の風景です。


稲もずいぶん育ったようです。秋には黄金に輝く稲穂が見られるのでしょう。


再び集落に戻って来ました。階段を上っていけば青鬼神社があるのですが、15分もかかるのでやめました。


ここにもユリの花が咲いていました。訪れる人もなく、気だるい時間が流れていました。結局、村人にも会うことがなかったです。


石仏に旅の安全をお祈りして、青鬼集落を後にしました。わずか30分ほどの滞在でした。


※訪問日 7月20日 今回の旅は、山登りも考えていたので、レンズを18-135mmの1本しか持って行かなかったのが失敗でした。