はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

思い出のネパール(1)

2020-04-24 19:55:55 | 海外の旅
思い出シリーズを綴っているうちにどんどん思い出世界にハマってしまい、とうとう大昔の思い出に行きつきました。
ということで、今回からしばらく33年前のネパール旅行の思い出を綴ります。
写真はプリントをコピー機でスキャンしたのでちょっと見にくいと思います。どんなカメラを持っていたのかも忘れてしまいましたが、コンパクトなフィルムカメラだったと思います。


ネパールを旅したのは、1987年12月25日から1988年1月6日のことです。今から33年も昔の話になります。もちろん私も若く、30代半ばのことでした。
若い頃から山が好きで、ヒマラヤに憧れていた時期もありました。そんなこともあって、ネパールは昔から憧れの地でもありました。

伊丹空港(まだ関空はありません)からバンコク行きのタイ航空の飛行機に乗り込みました。タイで一泊して、翌日再びタイ航空の飛行機で、やっとカトマンズに到着しました。
この時の旅は、往復の航空券とカトマンズでのホテルを取っていただけでした。カトマンズではけっこう高級なホテル(ヤクアンドイエティ)に2泊しました。
空港からタクシーでホテルに向かいましたが、初めてのネパールでの値段交渉でドキドキしたのを思い出します。きっと高めに払ったと思います。

カトマンズの2日目は町の観光をしました。そうそう、この旅は、私と連れ合いさんと息子(当時小2)の三人旅でした。




バサントプル広場です。息子は、匂いやら何やらでまいっていました。5年前の地震でこのあたりの塔が倒れているショッキングな映像を見たのですが、今は再建されたのでしょうか。




カトマンズのことは、旅の後半でまた詳しく書くことにします。ネパールの旅でめざしていたのは、ポカラという町でした。そこはヒマラヤにも近く、この旅で一番行きたかった所です。
12/28 夜明けのカトマンズを出発です。遠くにはヒマーラヤの朝焼けです。




カトマンズからポカラまでは、飛行機で行くかバスで行くかタクシーで行くしかありません。カトマンズの旅行社で相談して、子どももいるので、ちょっと高いですがタクシーで行くことにしました。
タクシーの運ちゃんとカローラです。運ちゃんは「カローラじゃない。トヨタだぞ。」と言っていました。(流暢にやりとりしているように聞こえますが、カタコト英語です。)後ろの建物はチャイ屋さんです。チャイは、この旅でよく飲みました。1杯1ルピー(約6円)です。




タクシーで走ること6時間、ポカラに到着しました。ホテルも決めていなかったので、ホテル探しも大変でしたが、なんとか落ち着くことができました。
これが6日間お世話になったホテル「カンティプア」です。連れ合いさんが交渉して、一泊26$を20$にしてもらいました。(当時1ドルは145円です。3人素泊まりで2,900円でした。)




12/29 ポカラの町を散歩です。町の中を普通に牛が歩いています。牛は聖なる生き物です。




塀もないオープンな小学校です。校舎の向こうにはヒマーラヤが見えます。




ヒマーラヤの見える風景です。これを毎日見て暮らしました。写真ではうっすらとしか見えませんが、中央のマッターホルンのように見える山はマチャプチャレ(6993m)です。




マチャプチャレの右がアンナプルナⅢ峰(7555m)です。この風景を見るためにはるばるやって来たのです。



<つづきます>