はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

そばの里にやって来ましたが…(亀岡・犬甘野)

2016-09-23 20:00:08 | 花めぐり
「彼岸花の里」に寄り道しましたが、そこから「そばの里」までは、車で10分ほどです。国道423号線を大阪方面に走ります。
しばらくは田んぼと彼岸花の中を進みます。


やがて峠道になり、急カーブをいくつか曲がったら「そばの里」犬甘野(いぬかんの)に到着です。


思っていたより蕎麦畑は広くはありませんでした。昨日の台風で、蕎麦の花もけっこう倒されているようでした。


よく見ると蕎麦の花って可憐ですね。


こういうことですか。なぜかさびしくなる景色です。


稲田と蕎麦畑と彼岸花ですが…。何かが足りません。それにしても天気が良くないですね。台風一過だと言うのに。


雪原のようにも見える蕎麦畑です。


秋なので、いちおう柿も添えておきましょう。


小さなお寺の前には仏様がいらっしゃいました。


蕎麦の花もいいですが、やっぱり食べるお蕎麦がいいですね。せっかくなので手打ち蕎麦を注文しました。蕎麦畑を目の前にして食べる手打ちそばは、もちろん美味しかったです。


亀岡にあった彼岸花の里(亀岡・穴太寺付近)

2016-09-22 18:15:15 | 花めぐり
京都・迎称寺の次は何処に行こうかと、例の雑誌『関西 花のおでかけ』を見ていると、亀岡の方に蕎麦の花があるではありませんか。「小さな白い花の波が風にたなびき薫り立つ。」という小見出しです。(しかし、うまいこと書きますね)さっそく向かうことにしました。しかし、その途中で彼岸花の咲く田んぼを見つけてしまいました。ということで、蕎麦の花は次回にして、今日は彼岸花を見てくださいね。


亀岡で9号線と別れ、423号線を走っていたら、田んぼの中に真っ赤な彼岸花が見えてきました。急きょ、穴太寺の方に方向を変えて、そこで撮影しました。


穴太寺は西国三十三所の札所で訪れたことがあるお寺です。423号線もよく通る道路ですが、この季節ははじめてだったので、あまりの彼岸花のインパクトのある色にびっくりしてしまいました。


よく見ると、カメラを持った人がたくさんいました。みなさんよくご存知なんですね。


田んぼの稲穂もいい色になって、赤と黄色の世界が広がっていました。


それにしても、この彼岸花はきっちりとお彼岸の頃に咲きますね。最近は異常気象と言われていますが、それにも影響されずに約束通り咲いてくれる律儀な花です。


♪赤く咲くのは彼岸花?なんか違いますね。♪赤く咲くのはケシの花でした。失礼しました。(「圭子の夢は夜ひらく」でした)


またまた、よく見ると「彼岸花の里」というのぼりが立っていました。どうも地域で盛り上げている感じです。


広い田んぼと赤い彼岸花のコントラストはすばらしいのですが、欲を言えば棚田があったり、茅葺きの民家があったりすれば最高でしょうね。(そんなところへ行けばいいんですよね)


車を停めさせていただいた野菜直売所(閉まっていました)の所に、謎のオブジェがありました?


昨日の萩もそうですが、彼岸花も青空の下の方がもっと映えると思いますが…。台風一過とはいきませんね。(撮影した日は9月21日です)

萩は咲きはじめでした(京都・迎称寺)

2016-09-21 19:55:31 | 花めぐり
雑誌『関西 花のおでかけ』の「崩れかけた土塀の下でひっそり咲き誇る萩 9月中旬~下旬」という記事に誘われて、迎称寺(こうしょうじ)に出かけました。
残念ながら、萩はまだ咲きはじめたところのようでした。(京都は暑いからでしょうか?)


迎称寺、あまり聞いたことがないお寺ですが、地元の人に尋ねても知らなかったです。すぐ南には真如堂があります。


雑誌には「寺を囲む油土塀に沿って植えられた、たくさんの萩。住宅地の中にあるがゆえ人も少なく静かな寺だが、秋の訪れと共に小さな赤と白の花を盛大に咲かせる萩の名所として、その名を知られている。」とあるのですが、私は知らなかったです。


けっこう狭い道に面している上に、車もよく通るのでゆっくり撮影もできません。


寺の中には入れないような雰囲気です。萩は土塀に沿って植えられていて、道路にはみ出しているという感じです。


まあ迎称寺は、真如堂を訪ねたついでに寄ってみるのがいいのではないでしょうか。



せっかくなので、すぐ南にある真如堂も訪れました。と言っても門のところだけですが。ここにも萩が咲いていました。こちらの方が良く咲いていますね。


我が芭蕉さんも萩の句を詠んでいます。(ここで詠んだのではないですが)「白露も こぼさぬ 萩のうねりかな」この「うねり」というのがなんともいい響きですね。(私は、俳句については素人ですが)


ムクゲ?もまだ咲いていました。


門から中をのぞくと、境内の木々が紅葉の準備中でありました。紅葉の頃に来たいものです。


黒部ダムから見える山々

2016-09-20 19:08:55 | 山歩き
昨日のブログで黒部ダムから見える山のことを少しだけ書きましたが、写真も小さくわかりにくかったので、もう少し大きめの写真で見てみましょう。(撮影した日にちはバラバラです)

扇沢からトロリーバスに乗り、黒部ダム駅で降りたらトンネルの中を少し進みます。そして、トンネルを抜ければ見えてくるのが立山連峰です。ダム越しに見る姿です。なんとも美しい景色です。
 (2015.8.7)

そして、どれが雄山で、どれが大汝山で、富士ノ折立なんだろう?と、考え込んでしまうのです。山好きは、山の名前が気になるものなんです。
 (2013.8.19)

これは、雄山の頂上からダムを見下ろした写真です。ダム湖や関連施設は見えますが、ダムは見えませんね。
 (2010.8.24)

と言うことは、2枚目の写真の一番高く見えるところが、大汝山でその右が富士ノ折立かな?雄山は手前にある尾根でかくれて見えないのかな?それでも、やはり見えているような気もするのですが。いつも目をこらして見上げる立山連峰です。

それでは下流をご覧ください。すぐ近くに見える山が丸山です。天気が良ければ丸山の右手に白馬岳が見えるのですが。
 (2010.8.7)

上流をご覧ください。昨日もふれましたが、赤牛岳が見えます。
 (2012.9.7)

アップしてみます。手前が赤牛岳ですが、奥にも山がつづいていますね。ひょっとして水晶岳でしょうか?
 (2012.9.7)

ダムを通って対岸からも見てみましょう。ダムの真上には赤沢岳の岩壁が迫ります。
 (2010.8.7)

さらに奥に目をやると、右奥が針ノ木岳、左がスバリ岳です。
 (2015.8.7)

黒部ダムからの山座同定でしたが、いかがでしたか。
まちがっているかもしれませんので、どなたか詳しい方がいらっしゃれば教えていただければありがたいです。

黒部で岩魚とたわむれるはずでしたが…

2016-09-19 16:31:29 | 釣りの旅
本来なら今日(19日)の夜に帰る予定でしたが、雨のため昨日帰って来ました。今回は、当初から雨が予想されたため、毎年お世話になっている平ノ小屋までは行かずに(なにしろ平ノ小屋までは、私の足では5時間近くかかるので)、ダムの近くの谷を釣ることにしました。しかし、黒部ダムに近いということは、それだけ人がたくさん入っているということで、釣れる確率が低いのです。実際、たくさんの釣り人が入っていたようです。
もう一つ、言い訳がましいことを言うと、雨の予報につきカメラもキャノンのパワーショットです。(このカメラポケットに入るので便利なんですが、画像が…)


18日の夜に大阪を出発し、京都で釣り仲間のヒゲさんをひろって、扇沢に着いたのが4時(途中、仮眠しましたが)でした。6時30分の始発で黒部ダムをめざします。


三連休の初日ですが、こころなしか人が少なく感じました。いつもの弁当売りのおじさんの口上にこころが和みます。「…。弁当いかがですか。」


トロバスも夏に比べると少なめの台数でした。黒部ダム駅に到着です。


黒部ダムに到着したときには、まだ青空も見えていました。立山もいつものように出迎えてくれました。


ダムの上からのお約束の写真です。


上流を見ると赤牛岳が見えます。水晶から赤牛、読売新道を歩いて奥黒部フュッテへといたる道を、いつかは歩きたいと思いつつ、とうとう歩けないまま終わりそうです。


かんぱ橋を渡り、今日の目的の御山谷(おやまだに)をめざします。


御山谷までは、ダムから1時間というところでしょうか。


小さな沢を越えて行きます。


9時30分、御山谷に到着です。ここから谷を釣り上がって行きます。


けっこう大きな岩がゴロゴロとした谷です。水量は少なめです。


思ったより開けていて明るい谷です。しかし、魚は出ません。


けっこう上るのがきつくなってきました。竿をたたんで、上ることに専念します。沢登りに来たような感じになってきました。振り返ると、黒部湖をはさんで対岸の赤沢岳が聳えています。


ずいぶん上って来たのですが、ここで下ってきた釣り人と出会いました。やはり先行者がいたんですね。釣れないわけです。


ちょうどお昼になったので、昼ご飯にしました。メニューはいつものカレーです。


このあと雲行きが怪しくなってきたので、引き返すことにしました。1時間ほどで橋の所に戻ってきました。そのあとすぐに雨が降り出しました。どんどん雨脚が激しくなってきます。雨具を着て、大急ぎで退却です。

翌日(18日)も朝からジャジャ降り、これでは釣りになりません。早々と見切りをつけて帰ってきました。
ということで、今回はイワナさんの顔を見ることはできませんでした。(小さいイワナは遊びに来てくれましたが…)

それでも、せっかく信州まで来たので(黒部は正確には富山県ですが、扇沢は長野県です)、安曇野のリンゴ園でリンゴを買ったり、ほりがね物産センターで野菜や新米を買ったり、温泉(ホリデー湯)につかったりと、しっかり楽しんできました。そうそう、塩尻でワインも買いましたよ。
蕎麦の花の写真も撮りたかったのですが、なにしろ雨が止まないものでカメラの出番はありませんでした。


※昨年の黒部での釣りの様子は、カテゴリー「釣りの旅」の「黒部で岩魚とたわむれました」(2015.8.11)で見ることができます。よかったら見てくださいね。