はりさんの旅日記

気分は芭蕉か司馬遼太郎。時々、宮本常一。まあぼちぼちいこか。
     

ママチャリに乗って桜の大川沿いを走りました(1)

2020-04-10 19:25:25 | 大阪のまちをぶらり
先週の日曜日(4/5)、大阪の桜もそろそろ散りはじめるようなので、自転車に乗って(一応コロナ対策です。)散る前の桜を愛でてきました。

梅田のビル群を見ながら、長柄橋を渡ります。道路も空いていました。



阪急千里線の電車が走ります。逆光で上手く電車が写せませんでした。



毛馬(けま)にやって来ました。手前のカーブをしている所から水は大川に、正面に見える淀川大堰からは新淀川へと流れます。
新淀川が開削されたのは、明治18年の未曾有の大水害がきっかけだったそうです。大工事が完成したのは明治43年(1910年)のこと、今から110年前のことです。



昔はこのあたりで、大川(淀川)と中津川が分かれていたそうです。



大川の入り口には毛馬閘門(こうもん)があります。ここで水位を調節して船を往き来させます。



閘門周辺の桜もきれいでした。



江戸時代中期の俳人・画家として有名な与謝蕪村は、ここ毛馬村で生まれたそうです。蕪村といえば「菜の花や月は東に日は西に」や「春の海ひねもすのたりのたりかな」の句が有名です。



真上を大阪空港に着陸する飛行機が飛んで行きます。



かなり高度を下げて着陸体制に入っています。



桜を愛でる「こころ旅」です(笑)



ここからは大川の左岸に沿って進みます。



阪神高速道路が大川を跨いでいます。



岸に沿って桜が咲いていますが、ところどころに公演もあります。



対岸にあるのはドックでしょうか。



高速道路の下までやって来ました。この辺りから大川端の桜がきれいになるのですが、今回はここまでです。



これがママチャリです。ナショナル自転車とあるので、かなり古い自転車です。普段は連れ合いさんの買い物用の自転車です。



<つづきます>

※訪問日 2020.4.5

藤原宮で桜と菜の花のコラボを楽しみました(2)

2020-04-09 19:15:15 | 桜の旅
今年は記録的な暖冬だったので、桜が咲くのもかなり早いだろうと思っていました。
しかし、大阪ではびっくりするほど早いということはありませんでした。(開花は平年より5日早く、満開は平年より2日早かっただけでした。)
東京が、12日も早かったのに比べると、大阪は平年より少しだけ早いという結果でした。

訪れた4月3日は満開と発表された日でした。



菜の花も見頃を迎えたようで、素敵な競演が見られました。



向こうに見えるのは、大和三山のひとつ耳成山(みみなしやま)です。



枝ぶりも立派な桜です。



土手の上から桜越しの菜の花です。



この景色の少し先の方には「万葉まほろば線」が走っています。一度、反対側から電車と菜の花と桜を撮ってみたいです。



この構図を見ていたら、淀川の背割り桜を見に行きたくなりましたが、今年は、背割り桜も吉野山の桜も諦めました。



4月20日から弘前城の桜(その後、函館五稜郭の桜)を見に行く予定でしたが、それもすべてキャンセルしました。今年は仕方がありません。



二上山に夕暮れが迫ってきました。



今年はいつもと同じように桜は咲いているのですが、寂しい春になりました。

※訪問日 2020.4.3

藤原宮で桜と菜の花のコラボを楽しみました(1)

2020-04-08 19:25:25 | 桜の旅
この日は、又兵衛桜を撮影してから忍阪街道を少し歩き、次に近鉄電車の「ひのとり」を撮り鉄して、最後に藤原宮にやって来ました。
藤原宮に着いたのは、午後3時半をまわった頃でした。
ここも毎年訪れるようになりました。桜だけでなく菜の花とのコラボが楽しめるからです。

昨年は午前中に訪れて、青空の下でこの景色を楽しみました。(2019.4.15「藤原宮で菜の花と桜の競演を楽しみました」)




青空の下も良いですが、曇り空の夕方近くもしっとりして良いものです。




藤原宮の桜も満開でした。




うっとりする眺めです。




藤原宮は約1300年前に造られた都です。ここに立てば古代史のドラマを感じずにはいられません。




藤原宮の主人の持統天皇はこの地で「春過ぎて‥」と詠みましたが、この春の景色を見たらどう詠んだのでしょう。




今年は菜の花が、もう一つのようでしたが。




濃い所を探せば、この通りです。




子どもたちも楽しそうに駆け回っていました。




この日、関西の桜はどこも見頃を迎えたようでした。



<つづきます>

※訪問日 2020.4.3

忍阪(おっさか)街道で棚田と桜の風景を楽しみました

2020-04-07 19:55:55 | 街道歩き
宇陀で又兵衛桜と会ったあと、行く途中に気になった景色を見に行きました。(昨年もここを通って気になっていた所です。)

忍阪街道です。車を国道の駐車スペースに置いて、少し街道を歩いてみました。



気になった景色とは、この棚田と桜の咲く風景です。



忍阪街道は、忍阪と宇陀を結ぶ街道で、古事記や日本書紀でも知られる古道です。



このまま登って行くと峠を越えて宇陀に至ります。反対側は忍阪です。以前に忍阪周辺のことを書きました。舒明天皇陵を訪ねた時の記録です。(2018.11.24「忍阪街道を歩く」)



なんとも長閑な風景が広がっていました。



このあたりは、粟原(おおばら)の里というようです。



道しるべに「粟原寺(おおばらでら)跡」とありますが、草壁皇子(天武天皇の皇子)の菩提を偲んで建立されたそうです。



何気ないこういう風景が好きです。



国道沿いの山桜が綺麗でした。



国道は旧街道の少し上を通っています。



国道から眺める街道も素敵です。



車から見えた風景です。歩きながらなのでゆっくりと眺めることができます。とは言え、横を車がビュンビュン走ります。



又兵衛桜も見頃を迎えていましたが、粟原の里の桜も見頃を迎えていました。



とても素敵な棚田と桜の咲く風景でした。



車を停めた所にも素晴らしい桜が咲いていました。



※訪問日 2020.4.3

今年も又兵衛桜に会ってきました(3)

2020-04-06 20:03:55 | 桜の旅
今年も又兵衛桜に会うことができました。
約2時間かけて、近くから遠くから、角度を変えながら又兵衛さんと向き合いました。

これは、最後に登った丘の上からの眺めです。



下から見上げるのも、今回はこれが最後です。



少しずつ又兵衛さんから離れながら撮影しました。コブシも見頃でした。



どこから見ても迫力のある姿です。



後ろの桃の花もいい感じです。



レンギョウが綺麗でした。後ろの桜は又兵衛さんではありません。



少し離れたところから、望遠レンズで撮影しています。



少しずつ角度を変えながら向き合います。



近くからでも遠くからでも楽しませてくれる又兵衛桜です。



ミツマタが満開でした。



駐車場の前から山に続く道があったので登ってみました。



10分ほど登ったでしょうか。



ここから見る又兵衛桜も素晴らしいです。



ここまで登ってきて良かったです。



今年も、この素晴らしい又兵衛桜に会えて幸せでした。



又兵衛桜は、見るものを幸せな気分にしてくれます。そんなパワーを持った桜です。また来年も訪れたいと思います。


※訪問日 2020.4.3