花ごよみ

映画、本、写真など・

夢幻花  東野圭吾

2013-09-04 | 本 な、は行(作家)

夢幻花(むげんばな)

蒼太、蒼太の家族、梨乃…
登場人物、それぞれが、
お互いに繋がりを見せながら、
ストーリーの方向性、
広がり方に無理がなく、
物語は進行していきます。

張り巡らされた伏線は、
チェーンの絡みを解くように
色々な謎が解明されていき、
一つの接点が見つかります。

最後は納得のいく収まり方でした。

ラストが気になり一気に読みました。

「黄色いアサガオだけは
追いかけるな」のメッセージ。

江戸時代には存在し
いまは存在しないはずの、
黄色のアサガオ。

黄色いアサガオの秘密、
というテーマも
興味を惹かれます。

突然変異して、
とてもアサガオとは思えない、
変化アサガオというのがあることを
調べて知りました。

江戸時代に変化アサガオ栽培の
ブームがあったそうです。

この物語の性質上
あまり内容を書くことはできないですが
とにかく先を読みたくなる本でした。

表紙のアサガオの絵がいい感じです。






コメント (4)
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