花ごよみ

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色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年 村上 春樹

2013-09-23 | 本 ま、や行(作家)

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

色を持つ名前の友人達4名と
名前に色を持たない多崎つくる。

親密で調和のとれた関係を保っていた
友人4人から
唐突に絶縁を通告、
友人達との一体感から疎外され、
心に深い傷を負った「つくる」。

絶望の淵から歳月を経て
16年目に、友と再会。
そこで分かった理由と真実。

色を含む名前を持つ友人達。
カラフルな友人と
名前に色を持たない多崎つくる。

つくるの心の傷のかさぶたを
はがすための巡礼。
長~いタイトルですが、
意味はこういうことだったんです。

彼の心の中で進行するストーリー。

独特の文章表現と世界観。

読みやすくそして
理解しやすい文章でした。
分からない語も出てきますが
それはGoogle 音声検索で。

読み終えても、
灰田が消えた理由、
沙羅との関係など
解決されず残っています。
なにか物足りない気分は残りますが
そのことが余計に
ミステリアスさを滲ませて
印象に残る物語となりました。






コメント (2)
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