晴天の迷いクジラ
主な登場人物は
由人、由人の社長の野乃花、
高校生の正子。
読んでいて疲れを感じてしまうほどの
深い絶望感。
心を病み、
生きていくことに、
疲弊したこの3人が、
クジラが湾に迷い込んだ町を目指し、
いっしょに旅に出る。
3人が偽の家族を演じながら、
本物の家族のように、
心の痛みを互いに分け合い
過ごす数日間。
そこで出会った
おばあちゃんと、
雅晴の言葉から
希望の光を得て
辛くて苦しい今を乗り越え、
もう一度生きていこうと、
生きているだけでいいんだと。
由人、野乃花、正子、
3人がそれぞれ、
暗闇から抜け出して、
元気を出して欲しい。
衰弱してしまった、
心を立て直し
絶望の闇から光の射す方へと
歩みだして欲しいです。