はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

春は別れの季節

2006-03-07 13:44:36 | アカショウビンのつぶやき
3月7日
 さようならKさん。3年間、楽しく歌った合唱団の仲間との別れ。会の要となってお世話していただきありがとう、一番難しいメゾソプラノで頑張ってくださったKさん。新しい地で素晴らしい出会いがありますように、良き仲間と共に歌い続けてくださいね。
 「何かあったら呼んでください、帰ってきますから」と嬉しい言葉。
 そうそうここがあなたの帰る場所なのよ。ささやかなお別れ会は涙と笑いで閉じました。
(アカショウビン)

歌劇「若狭」

2006-03-07 09:30:56 | はがき随筆
 「思わず涙がこぼれた」。口々に言い交わしながら、老いも若きも興奮さめやらぬ表情で会場を後にした。先ごろ種子島で歌劇「若狭」が上演された。島では初の歌劇とあって観客動員が心配されたが、入場券は即売り切れ、会場は立ち見の観客であふれ、熱気ムンムンだった。若狭が恋人をあきらめ、ポルトガル人のもとに嫁ぐことを決意、その絶叫シーンには、福富・若狭の迫力満点の歌声に酔い、客席のあちこちからすすり泣きの声が漏れた。公演が終わった後も事務局には感謝の便りが後を絶たないと言う。感動の嵐がしばらくは島内を駆け巡りそうだ。
   西之表市西之表 武田静瞭(69)  3月7日掲載 (画像をクリックすると大きくなります)