はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

卒園式に参加しました

2006-03-17 23:19:33 | アカショウビンのつぶやき
3月17日
 風雨に荒れた昨日がウソのように真っ青な空と暖かい空気に包まれた素晴らしい朝、信愛幼稚園の卒園式に行って来ました。一生懸命練習したのであろう、子供たちの元気な歌声や立派に暗唱した挨拶の言葉に、孫でもないのに胸がジーンとなり目はうるうる…。
そして卒園する可愛い園児たちと保護者の方々に御祝いの歌声を届けました。讃美歌「いつくしみ深き」とこどもさんびか「ハ・ハ・ハレルヤ」の2曲。
「世の友われらを 捨て去る時も 祈りにこたえて いたわりたまわん」と。
園長先生は「幼稚園はこどもたちの大切な根っこを育てる所です」とおっしゃいましたが、しっかり張った根っこに支えられ力強く歩いてほしいと祈る思いでした。

たくさんお友達を作ってね。    (アカショウビン)

小さな試み

2006-03-17 22:00:32 | はがき随筆
 長い間見慣れてきた庭前の花の名が出てこないことがある。ははぁ、私も認知症の入り口に来たなと思う。そこで回想法が認知症予防に有効であると聞いたので、大阪在住の姉と毎日のように電話で追想談を交わした。ところが、姉の入院で昔話は中断のやむなき次第となった。幼年時代の回想は尽きることなく、八十路の私を若返らせる。そこで記録を思い立ち、毎日原稿用紙1枚ずつ書いていたら100枚近くなった。読み返すと父母在りしころの幸福の絵を見るようで楽しい。又、人間の脳の収蔵量にも驚き、考えさせられる記録となった。
   肝付町前田 竹之井敏(81) 3月17日掲載