7月喜寿を迎えた今の気持ちを最後の恋文として妻へ届けたい。主夫業を進めるなか、かつての妻の主婦業の多事多端がしのばれる日々。家事全般、地域の会合や行事・慶弔への参加など。また娘へのお袋の味の伝承とかゆいところに届く介護の配慮、耐える・譲るなど子育ての自信に満ちた心意気と決して豊かでない家計を健全に切り盛りし34歳で新居を構え、退職後更に1棟を建築することへの協調などに感謝したい。1人での賄いは、思慮不足で不手際が多く、「おーい……」と叫ぶことも。やはりいい連れ合いだった。明日も大事に生きたい。
薩摩川内市 下市良幸(77)2006/9/1 掲載
薩摩川内市 下市良幸(77)2006/9/1 掲載