九州国立博物館へ行く。鹿児島からはやはり遠い。しかし、その偉容を目の当たりにすると、すでに距離のことは忘れていた。地下を通る長い長いエスカレーターから地上へ出るまで、建物を見ることはできない。稜線を思わせる屋根、壁面のガラスに写る空は湖水と見まがう量感で、背後の山を借景に辺りに溶け込む。
木をふんだんに使った館内に入る。ライトアップされた展示物を横目に流れを流れる。思った以上に歩いているのだろう。椅子にたどり着き、背を伸ばし見上げる天井の木目が美しい。好奇心を満たすに十分な旅である。
志布志市 若宮庸成(66) 2006/9/29 掲載
木をふんだんに使った館内に入る。ライトアップされた展示物を横目に流れを流れる。思った以上に歩いているのだろう。椅子にたどり着き、背を伸ばし見上げる天井の木目が美しい。好奇心を満たすに十分な旅である。
志布志市 若宮庸成(66) 2006/9/29 掲載