はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

誰でもラジオ!

2006-09-02 17:57:07 | アカショウビンのつぶやき
 冷や汗を拭いつつ、ラジオから流れる我が声を聞きました。

我が町で開局したコミュニティFM、「FMかのや」のボランティアとなって2カ月、5分間のミニ番組がようやく生まれました。
難産のため、途中で放り出したくなったけれど、沢山の方々に背中を押され、助けられた結果でありまーす。

まず手始めに、「はがき随筆」を取り上げました。これからはジャンルにとらわれず、いろいろ挑戦しようと思っています。

取材の協力もよろしくお願い致しマース。

スタジオは我が家のパソコンルーム(写真)、初めて見た「ミキサー」とやらの使い方も分からず、いっぱいあるケーブルをどこにつなぐのかもさっぱり……。

文字通り五里霧中のスタートで、強力な助っ人O氏の存在がなければ実現不可能でした。

シナリオを作り、すっかりお膳立てしてくださったK先生、感謝してまーす。
今ではすっかり、はまってしまい「いつまでやるの!」と言われるまで頑張るつもり…。

何やかやで、ブログの更新も遅れがちでしたが、これからは真面目にブログの更新も致します。

「FMかのや」は、77.2MHZ 「FMきもつき」は、80.2MHZです。
まだまだよちよち歩きですが、応援してくださいね。

FMかのや HPも見てくださいね。

夏の終わりに

2006-09-02 14:57:21 | はがき随筆
 仲間が集まると、稲刈りを終えた田で野球をした。グラブを持っていない私は外野を守ったが、打席に立つと、あこがれの王選手気分でバットを振った。小4の時、親父が新品のグラブを差し出した。裕福な家庭ではなかったので、心底嬉しかった。1人で宙にボールを投げて捕球しながら遊んでいると、親父は素手でキャッチボールの相手をしてくれた。いつの間にか夢中になりすぎて、素手の親父めがけて力いっぱいにボールを投げていた。親父の手は真っ赤に腫れ上がっていた。暑い甲子園が終わり、初秋の風が吹き始めるころ、親父の29回忌がやってくる。
   鹿児島市 吉松幸夫(48) 2006/9/2 掲載