昨年8月のこと。畑仕事の帰り道。足先から熱くなり、吐き気、冷や汗、頭のふらつき、意識がもうろうとなった。ふらふらしながら、草原に伏した。どのくらいの時間倒れていたのか……。遠くで私の名を呼ぶ声が聞こえる。目の前に夫がいた。これで助かったと思い涙があふれた。早速、病院へ。優しい主治医の治療を受けた。「熱中症です。脱水症状を起こしている。命が危ないところだった。水分を十分にとり、安静に」。その後、体力も回復し、暑さには特に気を付けている。残暑の厳しい中、命の尊さを思い、精いっぱい生きてゆきたい。
出水市 橋口礼子(72) 2006/9/8 掲載
出水市 橋口礼子(72) 2006/9/8 掲載