君が末期の肺がんを患い、病院を出て荒尾の自宅に帰る、とは聞いていたが、夏の夜、突然「明日、福岡のホスピスに入る。これまでありがとう」と電話をくれた時は気が動転して「がんに負けるなよ」としか言えなかった自分が歯がゆく、腹立たしい。
その7日後に君が帰らぬ人になるとは……。辛い身なのに私の妻や母を案じてくれた優しい君の、見舞いや葬儀にも行かれず済まない。許してくれ。
遺骨が奥様の胸に抱かれての帰路、西の空に現れた虹に2人の娘さんが「お父さんの天国へのかけ橋よ!」と叫んだと聞く。君の笑顔が浮かんできた。
出水市 清田文雄(67) 2006/11/2 掲載
写真はgootaroさんよりお借りしました。
その7日後に君が帰らぬ人になるとは……。辛い身なのに私の妻や母を案じてくれた優しい君の、見舞いや葬儀にも行かれず済まない。許してくれ。
遺骨が奥様の胸に抱かれての帰路、西の空に現れた虹に2人の娘さんが「お父さんの天国へのかけ橋よ!」と叫んだと聞く。君の笑顔が浮かんできた。
出水市 清田文雄(67) 2006/11/2 掲載
写真はgootaroさんよりお借りしました。