はがき随筆・鹿児島

はがき随筆ブログにようこそ!毎日新聞西部本社の各地方版に毎朝掲載される
「はがき随筆」は252文字のミニエッセイです。

老いの春

2007-04-13 08:11:27 | はがき随筆
 春らしく暖かくなってきた。夜明けが早く、日の入りが遅くなり、日脚が伸びたのは早起きの身にとって何より嬉しい。いつものように4時に起き、新聞を読んで5時半に外に出ると、空が明るいブルーに変わり明け初めてゆくのが美しい。
 港に行ったり、砂浜を歩いたりして、しばらく散歩。途中で短歌や俳句ができたりする。一層うれしい。まだ現役の田舎医者なので、8時からは仕事が始まる。老いて尚、仕事も趣味もあるというのはしみじみ幸せなことだと思う。健康に留意してもう少し頑張ってみたい。 
   志布志市 小村豊一郎(81) 2007/4/13 毎日新聞鹿児島県版掲載