父の七年忌が近づくにつれて、気ぜわしい日が続く。母は何も関係がない感じですましている。
「お母さん、自分のベッドの周りの片づけはしてね。私は忙しいから」。何回言っても動かない。語気を強めると、自分の部屋へヨタヨタしながら歩き始めた。そして、途中にある押入を足で蹴った。すぐ後ろにいた私も真似をして、膝蹴りを入れたら痛みが走り、しゃがみ込んでしまった。
「掃除くらいしてよ」。涙声で言うと、母は飛ぶようにトイレに入り、立てこもってしまった。第4反抗期かなあ。
阿久根市 別枝由井(65) 2007/4/17 毎日新聞鹿児島版掲載
「お母さん、自分のベッドの周りの片づけはしてね。私は忙しいから」。何回言っても動かない。語気を強めると、自分の部屋へヨタヨタしながら歩き始めた。そして、途中にある押入を足で蹴った。すぐ後ろにいた私も真似をして、膝蹴りを入れたら痛みが走り、しゃがみ込んでしまった。
「掃除くらいしてよ」。涙声で言うと、母は飛ぶようにトイレに入り、立てこもってしまった。第4反抗期かなあ。
阿久根市 別枝由井(65) 2007/4/17 毎日新聞鹿児島版掲載