風来坊参男坊

思い付くまま、気が向くまま、記述する雑文。好奇心は若さの秘訣。退屈なら屁理屈が心の良薬。

騙される勇気 859号

2010年02月04日 07時48分10秒 | 随想
広軌が新幹線と思い込んでいたが、主たる区間を200キロ以上の高速度で走行する幹線鉄道の事である。 秋田新幹線は130キロの在来線。ミニ新幹線は騙しのテクニックを内包している。 田沢湖線は単線を広軌に、大曲・秋田間は奥羽本線の片側を新幹線・片側を在来線の単線並列。新幹線がローカル電車を追い越して行く。 新型車両「E6系」を投入すると発表した。白色を基調に銀色の帯が入り、竿燈、なまはげ、リンゴの . . . 本文を読む

泥棒の語源 858号

2010年02月04日 07時02分20秒 | 随想
取り奪うが転じて「どろぼう」。身元を隠すために顔に泥を塗り、保身の為の棒を持っているから泥棒。盗人の事を「どろぼう」と言う。語源に諸説がある。 徳川家康が権勢を誇っていた頃、JR岡崎駅の近くの本宗寺に土呂坊があった。一向宗のお寺だった。 家康治世に対する不満が爆発し一揆となった。その主役が土呂坊のお坊さん。 苦労して築いた利権構造を破壊された家康が、坊さんを罵った言葉が「どろぼう」だった。 . . . 本文を読む

主役は修理屋 857号

2010年02月03日 07時48分06秒 | 随想
TOYOTAは、生産停止し、修理に専念している。生産台数で世界一になったが、リコールでも記録を更新した。優良企業の経営は模範的と皮肉る。 空港・ダム・高速道路を作り続けた架空の市場原理主義は国民からリコールを突きつけられ、政権交代。経済戦争の権益を守る沖縄の米軍基地。沖縄県民から普天間を移動しての苦情が出ている。 時代は変わった。生産の時代から修繕の時代になった。JALは会長にベンチャー企業の . . . 本文を読む

オアシスの中の人間砂漠 856号

2010年02月03日 07時04分24秒 | 随想
食後の果物やケーキ・アイスクリームをデザートと言う。フード・デザートなる言葉を最近知った。水と緑のない荒野を砂漠と言い、デザートと英語に訳される。フード・デザートは食砂漠。 自動車で儲けた金で、世界各国から食料を掻き集め、大型スーパーに満ち溢れている。何処に有るのだろう食砂漠? 聞いて吃驚、文明人のオアシスの大都会の中に存在する。デフレ経済の金儲け方法は大量仕入れの薄利多売である。大型スーパー . . . 本文を読む

統計は参考資料 855号

2010年02月02日 11時33分15秒 | 随想
総務省統計によると名古屋圏は転出超過となったが、愛知県は転入超過である。岐阜県と三重県の転出超過の算数の結果で、日の当たる愛知県には人が自然に集まる。 データによる学校教育、偏差値、知能指数による人間の格付けの階級資格の太陽は勝組人間を金満家にし、優雅な生活を保障する。 しかし連中は過酷な自然の中で美味いコシヒカリの栽培方法、大間のマグロを吊り上げる方法を知らない。 食料不足の時代の政治は、 . . . 本文を読む

鉄道世界遺産 854号

2010年02月02日 03時26分56秒 | 随想
スイスアルプスのレーティッシュ鉄道アルブラ線とベルニナ線の景観群。多数のループやトンネルや橋、急勾配は歯車レールの助けを借りて峠を越える。鉄やコンクリートは使わない。 紅茶の産地・インドのダージリン・ヒマラヤ鉄道は軽便鉄道で、スイッチバックが6箇所もあって高低差約2kmを自転車の速度でゆっくり登る。トンネルは皆無で、紅茶をイギリスの貴族に届ける為に、避暑客を運ぶ為に、蒸気機関車が懸命に押し上げる . . . 本文を読む

わくわく・どきどき・はらはら 853号 

2010年02月01日 06時54分05秒 | 永泉禅寺
創業者の理念は時間と共に風化する。そして再興する人物が現れる。 最澄の天台宗、信長の焼き討ちの後、立て直したのが南光坊天海だった。親鸞の浄土真宗は蓮如。 道元の曹洞宗は瑩山紹瑾。永平寺を離れ、横浜の鶴見に総持寺を開創する。臨済宗の法燈国師と交流があった。 夜座に参加した岡崎永泉寺の俊哉師は曹洞宗の和尚である。以前に美濃加茂正眼寺の山川宋玄師の講演を拝聴したが、法燈国師の和歌山由良の興国寺の現 . . . 本文を読む

空港に政治家が着陸 852号

2010年02月01日 04時42分31秒 | 随想
飛行機の無い空(から)の港、額賀空港が百里に開港する。 沖縄の遥か南に宮古島、伊良部島、下地島。伊良部大橋が完成すると陸続きになる。 宮古空港は2000mの滑走路にジェット機で年間100万人が利用する。 下地島空港は最新鋭の設備の3000mの滑走路に2500回を越える着陸回数があるが旅客は一人もない。ジャンボジェットも飛んでくる。 沖縄返還の翌年に軍用飛行場として作られたが、民間飛行場に変 . . . 本文を読む