奈良を愛する仲間たちと、式年御造替中の春日大社に参拝しました。
4月18日にも参拝しているのですが、今日は地元にお住まいで周辺を知りつくした熊木、増田、金田氏のお世話で30人近いメンバーが、まず表参道の御手洗川に架かる「八つの位橋」を辿って春日大社へ向かいます。
興福寺五重塔で集合、出発してすぐ塔の南側境内を三条通りに降りるところに御手洗川の最終出口があります。
一の鳥居の柱に付けられた榊は行事のある徴、最初の鳥居は現在より西の169号線手前、この辺り?にあった…など初めて聞くお話のうちに参道に入ります。
右に御神木「影向(ようごう)の松」を見て、間もなく馬出橋を渡ります。この辺りは昔の馬場で参道は直線に続きます。現在も若宮御祭の競馬出走地点であり、最初の位橋(八位)でもあります。
参道左側に中が空洞でタケが根を下ろしているムクロジの大樹があります。果皮にサポニンが含まれるため昔は石鹸として使われ、種子は羽根つきの玉や数珠に使われたそうです。
若宮御祭御旅所の前を通ります。左の芝生の小高い所は能が演じられたところで、芝居の語源となりました。
御旅所は御祭の準備をして行列が出発をするところで、熊木氏の話ではここで行列を見るのが一番ということでした。
参道を隔てて勝敗榊という御神木が立っています。現在の若宮御祭競馬のゴール地点です。
あき出してまだ40分ですが、後の行程の都合で早目のお昼になりました。片岡梅林を見下ろし、円窓亭や浮見堂など春のイタ友会でもお馴染みの浅茅ヶ原のベンチでお弁当を食べました。
写真は建物の中を流れが通り抜ける休憩舎・川俣亭です。(午後の記事に続きます)