大峰山系の釈迦ヶ岳(1799.6m)は古来「峯中第一の秀峰」といわ
れた名山である。昨年春のJAC「奥駈シリーズ」では弥山から
縦走してきて釈迦ヶ岳を過ぎた太古の辻から前鬼に下り、次回は
前鬼から登りかえしている。
今回の千日山歩渉会例会では、当初、前鬼からの計画だったが
日帰りでは時間的に苦しく、今年は宿泊の計画が多いこともあ
って、前に登ったことのある旭ダム側(西)からのルートをとる
ことにした。
心配していた雨も上がり9時、不動小屋谷林道終点の峠登山口を
出発。雨上がりで滑り易い道を登っていくと、雲か霧か、うっすら
と立ち籠める薄暗い林の中で、シャクナゲが美しく咲いていました。
ブナの木が疎らに並ぶ見晴らしの良い尾根に出ました。足元は背の
低い笹原、バイケイソウの緑の葉が鮮やかです。
緩やかな起伏をいくつか越えていきます。右手には大日岳の鋭峰が
招いています。
快調に登り続けて古田ノ森は気づかずに通過、千丈平で少し休んで、
奥駈道に合流。あとは露岩の道をひと登りで、11時30分、釈迦ヶ岳
山頂に着きました。
ザックを下ろしてお釈迦様に手を合わせ、孔雀岳の方へ奥駈道を少し
下ってみます。嶋本さんから、オオミネコザクラが咲く場所があると
聞いたからです。急な山肌にすがりつくように、可憐な花が咲いて
いました。ハクサンコザクラに似ていますが、ずっと小型の可愛い花
でした。
去年はもっと多かったのに…土砂崩れで数が減ったと嶋本さんは残念
そうでした。近くにはヒカゲツツジもたくさん咲いていました。
12時10分、頂上発。深仙ノ宿に下って二度目の昼食をとりました。
これから大日岳に向かいます。(続く…)
れた名山である。昨年春のJAC「奥駈シリーズ」では弥山から
縦走してきて釈迦ヶ岳を過ぎた太古の辻から前鬼に下り、次回は
前鬼から登りかえしている。
今回の千日山歩渉会例会では、当初、前鬼からの計画だったが
日帰りでは時間的に苦しく、今年は宿泊の計画が多いこともあ
って、前に登ったことのある旭ダム側(西)からのルートをとる
ことにした。
心配していた雨も上がり9時、不動小屋谷林道終点の峠登山口を
出発。雨上がりで滑り易い道を登っていくと、雲か霧か、うっすら
と立ち籠める薄暗い林の中で、シャクナゲが美しく咲いていました。
ブナの木が疎らに並ぶ見晴らしの良い尾根に出ました。足元は背の
低い笹原、バイケイソウの緑の葉が鮮やかです。
緩やかな起伏をいくつか越えていきます。右手には大日岳の鋭峰が
招いています。
快調に登り続けて古田ノ森は気づかずに通過、千丈平で少し休んで、
奥駈道に合流。あとは露岩の道をひと登りで、11時30分、釈迦ヶ岳
山頂に着きました。
ザックを下ろしてお釈迦様に手を合わせ、孔雀岳の方へ奥駈道を少し
下ってみます。嶋本さんから、オオミネコザクラが咲く場所があると
聞いたからです。急な山肌にすがりつくように、可憐な花が咲いて
いました。ハクサンコザクラに似ていますが、ずっと小型の可愛い花
でした。
去年はもっと多かったのに…土砂崩れで数が減ったと嶋本さんは残念
そうでした。近くにはヒカゲツツジもたくさん咲いていました。
12時10分、頂上発。深仙ノ宿に下って二度目の昼食をとりました。
これから大日岳に向かいます。(続く…)