ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

この日・あの山 (1月4日)

2017-01-04 10:01:07 | 山日記

*過去の今日はどこの山に登っていたかを振り返ってみました。このシリーズは新しい山行報告ではなく、かなり古い記録や写真も含んでいます。山行の際には、必ず最新の記録をご参考ください。*

1959年1月3~6日 氷ノ山・鉢伏山(畷高山岳部冬山合宿付添)

1962年1月3日 大谷ヒュッテ付近で幕営 テントの下の雪が溶けてカレーを作っていた鍋がひっくり返り、弟(3年生)が足首に大火傷を負う。山根先生等が背負って下山してくださった。スキーで大久保の「つるや」に来ていた、大阪山友クラブの村上君らにも大変お世話になった。山根先生らは午前2時頃幕営地に帰り、その後、予定の行動で合宿を終える。

1月4日 千本杉ヒュッテ前で設営

1月5日 氷ノ山越え

山頂へ向かう。

小代越え

1月6日 下山

1999年1月4日 葛城山(和子と)
不動寺のお嬢さんにお願いしていつもの場所に車を置かせていただく。砂防ダムの横を登り、歩き慣れた谷道を行く。櫛羅滝を過ぎヒノキの植林帯に入る。さすが正月の葛城はツツジの頃に次いで人が多い。源流近くまで登ると、道の脇に雪を見るようになった。谷を離れると日陰では道にも雪が残っている。

ツツジ園への分岐を過ぎ、今日は天神森の社に初詣するため道を右に取る。うっすら雪の積もった神社には門松が立ち国旗が掲げられて、正月らしい雰囲気である。柏手を打って「今年も元気でこの山に登らせて頂けるよう、遠く離れている子供達が元気で過ごせるよう」お祈りする。後で聞いたが、和も同じ事をお願いしていたようだ。

広い道を頂上へ着くと、何人かが景色を眺めている。すぐ前の金剛が黒い雲で覆われているのに遠く和泉葛城山方面の展望はあるし、近くの吉野や竜門山塊は見えないのに大峰方面の稜線はくっきりしている。変な天気だ。少し風が出て、汗が引き寒くなってきたのでツツジ園に移動する。いつもの場所は10人ほどのグループに占領されていたので、少し国民宿舎よりのテーブルに陣取る。湯を沸かし、焼酎を割って暖まる。ラーメンが出来上がる頃、いつも頂上にいる茶色の犬が横に来て座るので、カップの底に残して食べさせてやった。現金な奴で、食べ終わると次のカモを探して向こうのテーブルに行って、そこでまた弁当の残りなど貰っている。賑やかな声にツツジ園の下を見下ろすと、子供達が大勢で雪合戦をしたり、スノーボートで斜面を滑ったりして少ない雪ながら楽しんでいる。急に空が暗くなったと思うと、ちらちらと白いものが落ちてきた。子供達の歓声が大きくなったようだ。

帰りは野鳥観察路から下った。マンサクのツボミは2週間前と殆ど変わらず、ジッと春を待っている風情だった。どんどん降りていくうち、今頃になってお湯割りの焼酎が効いてきて、ぽかぽかと暖かくなってきた。火照った顔を流れで清め、不動寺に帰った。

葛城天神社は葛城の霊峰に鎮座ります。天の神の始祖、国常立命を祭神としてお祈り(ママ)してあります。この境内は「天神の森」と称せられ、古代祭祀の遺跡で加茂(鴨)氏の祖、加茂淀角身命の神跡と伝えられ「鴨山」とも呼ばれています。古来、葛城地方に繁栄した加茂氏をはじめとする諸民族が、この天の神の御神徳を敬い奉仕してまいりました。今日なお人々の信仰厚く、国土安全、万民快楽、五穀豊穣、業の栄えを神掛けてお祈りし御霊験まことにあらたかでございます。(天神社前の掲示板。葛城山の古い別称「天神山」はこの「天神社」があることから出たものと思われる。なお「天神の森」の主な木はブナである。)



4 コメント

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氷ノ山 (栗原清美子)
2017-01-04 11:53:08
昨年、暮れの30日畷校山岳部OB会の忘年会で、氷ノ山の合宿で、治さんのやけどの話が出てました。あの時、私もつるやに泊っていて、翌日、痛みで眠れなかったとおっしゃっていたのを思い出しました。
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Unknown (変愚院)
2017-01-04 20:54:08
あの時、喜美ちゃんも「つるや」にいたんでしたね。ご迷惑をおかけしました。
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Unknown (変愚院)
2017-01-04 20:54:09
あの時、喜美ちゃんも「つるや」にいたんでしたね。ご迷惑をおかけしました。
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Re.氷ノ山 (変愚院)
2017-01-04 21:42:14
やっとタブレットのアカウントが統一出来て、そちらからコメントの返事を書いたら慣れないもので二重投稿になったり…BLOGは長い文章が書けますが、コメントの訂正や削除ができないので、何度もすみません。
OB会、しばらく顔を出していないのですが、去年はあまりにも年末で欠席しました。
このBLOGで懐かしい顔をたくさん見て、今年こそはの思いを強くしています。
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