4年前(2004年)の今日(9月23日)、初瀬山に登りました。
長谷寺の裏にある548mの低山で、万葉集で「こもりくの」の枕詞で詠われる泊瀬山は、この辺り一帯の山をいうようです。
こもりくの泊瀬の山は色つきぬ 時雨の雨は降りにけらしも(坂上郎女)
長谷寺から登るのが普通ですが、私たちは都祁に抜ける県道途中にある初瀬ダムの下、「見廻(みかえり)不動尊」の近くから登りました。
もちろん道標はなく、正しいルートかどうかも分からない心細い踏み跡を拾っていくと、30分ほどで長谷寺からの道に出ました。
さらに30分登った山頂からの展望はほとんどなく
周りを囲む木の間から南に音羽三山、東に貝ヶ平山、鳥見山らしき山がちらちら見えました。
ちょうど30年前(1978年)の今日は、町内のハイキング同好会例会で青山高原へ。
子供たちと4人で西青山駅から別荘地を抜けて、木の階段道を髷山三角点へ登り昼食。
霧が深くなり、やっと山道らしくなった林の中の道を布引滝へ下り東青山駅へ。
大急ぎで下りましたが1時間に1本の電車を逃し、ラジオで藤井寺球場の近鉄阪急決戦を聞いたのも懐かしい思い出です。
45年前の1963年は、結婚の前年。社会人の会の南八ヶ岳合宿。霧の中で赤岳を越えてキレットへ下り、強風の中で1時間近くかかって設営しました。
このときの様子は前に「数字の山・八の山」で見て頂きましたので、写真を一枚。
二人とも体力があったこの頃に帰りたいものです。