正しい題名はもちろん「…数式」です。
「純文学」なので敬遠していたのですが、前に低徘仲間の
Tさんが「タイガースファン必読」と書いていたのを思い出して
今頃になってやっと、この第1回本屋大賞受賞作を読みました。
読み終えて、80分しか記憶が続かない博士と家政婦&その息子・
ルートとの「奇跡の愛の物語」にホロリとさせられました。
しかし、それ以上に博士とルートの阪神ファンぶりの場面描写が
嬉しかったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/48/b6af445a4e9493e9607f2093dea09994.jpg)
3人で球場(おそらくは倉敷球場)へ対広島線を見に行くとネット
にしがみついて「亀山」と絶叫を続ける男、そして新庄、和田、辻、
中込、パチョレック…懐かしい選手たちが次々と登場します。
そう小説の舞台は1992年なのです。
そして博士が愛したタイガースは、彼が記憶を失った1975年。
江夏豊を心から愛し、最後はIDカードのように江夏の野球カード
をクリアケースに入れて首から吊す博士…。
「縦縞のユニフォームの肩越しに背番号が見える。完全数、28」
思わずジーンときた、素晴らしい結末の小説でした。
「純文学」なので敬遠していたのですが、前に低徘仲間の
Tさんが「タイガースファン必読」と書いていたのを思い出して
今頃になってやっと、この第1回本屋大賞受賞作を読みました。
読み終えて、80分しか記憶が続かない博士と家政婦&その息子・
ルートとの「奇跡の愛の物語」にホロリとさせられました。
しかし、それ以上に博士とルートの阪神ファンぶりの場面描写が
嬉しかったです。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/75/48/b6af445a4e9493e9607f2093dea09994.jpg)
3人で球場(おそらくは倉敷球場)へ対広島線を見に行くとネット
にしがみついて「亀山」と絶叫を続ける男、そして新庄、和田、辻、
中込、パチョレック…懐かしい選手たちが次々と登場します。
そう小説の舞台は1992年なのです。
そして博士が愛したタイガースは、彼が記憶を失った1975年。
江夏豊を心から愛し、最後はIDカードのように江夏の野球カード
をクリアケースに入れて首から吊す博士…。
「縦縞のユニフォームの肩越しに背番号が見える。完全数、28」
思わずジーンときた、素晴らしい結末の小説でした。