ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

2008年の山旅

2008-12-31 17:49:06 | 山日記
今年の文字「変」に表わされるように、個人でもいろいろありましたが、泣いても笑っても今日一日で新しい年を迎えます。

今年の山歩きは、奈良県…それも前に登った山の復習が多かったのですが、10回目になる富士、海外ではカムチャッカのアバチャ山にも登頂できました。
2008年の山歩きをHPでまとめてみましたので、どうぞご覧ください。

それでは、皆さんどうぞよいお年を。そして来年もよろしくお願いします。


今年最後の矢田歩き(12.31)

2008-12-31 17:17:15 | 矢田だより
一昨日で最終と思っていましたが、松本から来た孫が昼食後急に「山へ行く」と言い出したので、二人で矢田山に登りました。


スタート地点でお地蔵さんに手を合わせて…東明寺へ。


こどもの森の上から矢田山の最高点に来ました。なかなか快調のペースです。
「ボク今度はジイジと一緒に富士山に登るんだ」
(大晦日はさすがに人に出会わず、この写真は帰ってからの合成です)


展望台に登りました。「奈良の町が見えた!」
「イコマやシギサンの名前も教えてもらいました」



「矢田の大石って言うんだって。
上に登ろうかと思ったのに、ジイジがあぶないから止めとけっていうんだ」


矢田寺の「味噌なめ地蔵」
本当に口におみそのあとが残ってたよ。
「二年生なのに味噌とういう字が読めルンか?」とジイジが感心してたけど、
ボク漢字はチョー得意なんだ。

一周約1万歩。休憩もなく、しっかりした足取りで歩き通しました。

月決め

2008-12-30 20:04:05 | 読書日記
つまり定期購読している雑誌です。

ナショナル・ジオグラフィックは創刊準備号から…といっても日本版ですが、購読しています。
ナショジオはこれまで120年間、さまざまな探検や発見を支援してきましたが、近頃は地球温暖化や野生生物保護に警鐘を鳴らし続けています。


表紙の写真はオセロット。今やわずか195頭以下になった希少動物です。

PC雑誌はいろいろ浮気してきました。ASAHIパソコンは廃刊になり、その後、毎日、YOMIURI PC 、日経PC21を経て


2009年から、これにしました。
若い頃は毎月待ち遠しかった「岳人」や「山と渓谷」は、よほど興味のあるときに思い出したように購入しています。

今年の歩き納めは…(12.29)

2008-12-29 20:47:23 | 矢田だより
やっぱり矢田山です。
北横山のお地蔵さん近くに車を置いて、まず東明寺へ。


毎日のように訪れては、美しい紅葉を見せて貰った境内も今は冬景色。


境内の社には門松が飾れて、迎春の用意が整っていました。


北側から矢田山に登り、久しぶりに三角点に立ちました。
矢田山北峰という山名板もありました。ということは、まほろば展望所のある最高所は南峰???

矢田峠から露ナシ池、矢田大石と歩きましたが、さすがにこの忙しい年の瀬に歩いている人は少なく、ハイカー3人、自転車の人3人に出会っただけでした。
私たちも早々に帰りましたが、それでもノンストップで一万歩近く歩いて、今年の矢田歩きを終えました。

卑弥呼=天照大神???

2008-12-28 09:31:58 | 読書日記
これは、まだ現在進行中(つまり読みかけ…)の本です。
「逆説の日本史」は週刊誌連載中(現在も)や単行本、文庫版でも読んだのですが、その後の新しい発掘・発見を踏まえたビジュアル版ということで購入しました。



諸星大二郎の卑弥呼の絵(2ページを使って!)など、「あらずもがな」のイラストや写真もありますが、総じて図版ならではの説得力もあります。

面白かったのは15年前の「古代黎明編」で「箸墓=卑弥呼墓」に「私は賛成しない」と書いていた筆者の考え方が、「可能性が高い」と変わったこと。
つまり邪馬台国九州説から大和説に傾いたわけです。
私・変愚院にとっては、無論、自分の棲み家のある大和説の方が嬉しいのですが…。

「日本国」という山…

2008-12-27 19:41:32 | 読書日記
…があるのを、ご存じですか?
一ヶ月ほど前に読んだ「ひとつとなりの山」に登場します。
「若いときはともかく、ある程度トシをとると、山とのかかわり方も、「ひとつとなり」がいい」と、あまり有名でない山への「ひとり登山」(単独行と言わないところが奥ゆかしい)を綴った池内紀さんの紀行集です。



著者は1940年姫路生まれのドイツ文学者で、ゲーテ「ファウスト」などの翻訳の他。エッセイストとしても有名です。山好きな人ということを、この本で始めて知りました。

北海道から鹿児島県まで個性的な20の山が選ばれていますが、その中で私の登ったのは籠ノ登山、燕岳、蝶ヶ岳、雪彦山、剣山のわずか5山。
この山を読むと、標題の「日本国」をはじめ、他のどの山もとても魅力的で、すぐにも行ってみたくなります。

山の選び方だけでなく、下山後の温泉の楽しみの他、歴史・民俗・伝説・動植物の話し…とまさに談論風発。軽妙洒脱な語り口で、退屈させません。面白い本でした。

去年の今日(12.19)

2008-12-19 17:55:29 | 過去の今日
ちょうど一年前の今日、国立大阪医療センターで緑内障の手術をしました。
難しい手術で失敗すれば失明のリスクもあると言われていました。それだけに
包帯が取れて、無事に目が見えた時のうれしさは忘れられません。
あれから一年、この病気の特徴で視神経が損傷して視野の狭くなったのは回復できません。
しかし眼圧はほぼ正常に推移して、30~40日に一度、診療に通い、毎日目薬を点眼するだけで済んでいます。


今日も元気に一日を過ごせたことに感謝して、明日もよい日でありますように…。
矢田歩きの帰りに、矢田寺の塔頭・大門坊境内の北向き地蔵さんに手を合わせました。
「一願成就」と書いてあるように、どんな願い事もひとつだけは聞き届けてくださる、頼りになるお地蔵さまです。