ペンギン夫婦の山と旅

住み慣れた大和「氷」山の日常から、時には海外まで飛び出すペンギン夫婦の山と旅の日記です

矢田丘陵の花

2005-08-31 15:48:45 | 矢田だより

今の時期、矢田丘陵で見かける花の続きです。
これは「クサコアカサ」草小赤麻(イラクサ科)というそうです。


小さい金色の星が異様な臭いを放ちながら、群れ咲いています。
カエデドコロという名の多年生のツル植物。葉の形がカエデに似ていいます。


こんなキノコも見つけました。

上の二つの花の名前は、四国にお住まいのkeitannさんに教えて頂きました。
ありがとうございました。

どこででも目にする野草ですが…

2005-08-30 18:39:00 | 矢田だより

アキノタムラソウ
秋という字が付いていますが、梅雨頃からずっと咲いています。
サルビアの仲間だそうです。
ある方のHPに「横から見るとカバの顔に似ている」とありましたが、私には
想像力が欠けているのか、残念ながら、いくら見てもそのようには見えません。


ヌスビトハギ
盗人萩…莢のくびれた三角形が忍び足で歩く盗人の足形に似ているというので、
こんな可哀想な名前がついたそうです。
莢は山歩きのズボンにくっついて困ります。子供の頃はヒッツキムシと呼んでいました。


ヘクソカズラ
屁糞葛…この植物も何とも可哀想な名前を付けられたものです。
花を見ているとこんなに可憐なのに、花を摘んだり葉をもんだりすると
とんでもない悪臭を放ちます。
でも「早乙女花」という素敵な別名があるのをご存じでしょうか?

台風一過の

2005-08-26 16:14:33 | 四方山話
すばらしい青空が拡がっています。
「せめて上高地ででも、このお天気だったらなあ」
とは♀ペンの嘆きです。


庭の柿の実は豊作ですが、間引かなかったので小粒です。


シュウカイドウの色が鮮やかな午後でした。

「秋海棠」…角川「俳句歳時記」より
中国原産の多年草で日本へは寛永年間(1624~44)の渡来、
庭園などの湿地に好んで繁殖する。一名「断腸花」といい、
嬌姿柔軟、美人の粧わないのにたとえられる。…(中略)…
初秋の頃、枝上に梗を分かって、紅色の艶麗な花を開く。
  陰気なる秋海棠の小庭かな  高浜虚子

もうすぐ本当の秋ですねえ…

幻の槍ヶ岳

2005-08-24 21:06:05 | 山日記
今回の山行では肝心の槍ヶ岳を登るはおろか、見ることもできませんでした。


一日目(8月20日)は行動中は曇りがちながら、まあまあのお天気だったのですが…
(写真は横尾近くからの屏風岩)
午後早く、槍沢ロッジに着いてしばらくすると激しい雷雨になりました。


二日目は雨具を付けて出発。降ったり止んだりのすっきりしない天候で
待望の氷河公園・天狗池もこのように濃いガスの中。
槍の影を映すどころか、池そのものもぼんやり霞んでいます。


登り着いた中岳も全くの無展望です。


その代わり(?)、大喰岳への稜線で雷鳥の親子に出会い…


槍ヶ岳山荘では「新日本百名山」の岩崎元郎さんにお目にかかりました。

終夜の雨で明けた三日目には強風も加わったので、予定を変えて槍沢を下りました。
上高地まで何度も降ったり止んだりのお天気。何度か雨具を着たり脱いだり。
結局、全行程中、一度も槍の姿を拝むことはできませんでした。

8度目の槍ヶ岳へ

2005-08-20 00:00:00 | 山日記
19日23時京都発の夜行バスで、6時上高地入り。
8度目の槍を目指します。これまでの思い出は…

初 (59.08.11) 大学の同級生と4人で双六小屋から。
穂高へ縦走の予定だったが、台風接近の風雨で登頂できず
横尾へ下山。穂高をあきらめきれず、涸沢へ登り待機する。

2度目 (60.08.05) N高山岳部付き添いで槍沢から。
前日、殺生小屋近くで幕営。登頂後、穂高へ縦走。



3度目 (61.08.23) 9歳違いの弟(左)と西鎌尾根から。
烏帽子から大滝への縦走途中。前日、双六で泊まり、この日
10時過ぎ、快晴で大展望の頂上に立った後、大天井へ。



4度目 (65.07.25) Y高山岳部付き添いで燕岳から。
燕岳で雨のため二日間沈殿。はじめ、笠ヶ岳までの縦走を
あきらめて鏡平から下る。槍山頂はまたまた大展望だった。

5度目 (71.05.02) 大阪山友クラブ春合宿。横尾幕営地から
アイゼンの歯も立たぬ堅氷と猛風雪に、肩を過ぎてしばらく
登った地点から無念の敗退。

6度目 (80.08.10) 職場の同僚4人に小学6年生の息子。
双六から。昼過ぎ、岩が好きな息子は大喜びで穂先に立った。
快晴で360度の展望を楽しみ、槍平に下る。



7度目 (96.09.17) ペンギン夫婦。槍平から。
♀ペンはこれまで何故か機会がなく、初めての槍だった。
霰のような雪が頬を叩く中の登頂、何も見えなかった。
翌、18日朝。濃霧のなか再び頂上へ。頂上に着く頃、急に
晴れ上がり、息を飲むような大展望に感激。富士まで見え
たので、40分も頂上滞在。満足して新穂高に下る。

今回は千日山歩渉会の夏合宿。氷河公園が楽しみだ。
どうかいいお天気でありますように…

大和葛城山の花

2005-08-19 09:20:04 | 山日記

イワタバコ
天狗谷の鎖場近くで見かけました


クサアジサイ
ヒノキ植林の急坂を登り切って、山腹を捲くようになると
たくさん咲いています。


フシグロセンノウ
弘川寺への分岐付近。花期も終わりに近くずいぶん背が
高くなっています。



カワラナデシコ
山頂南側斜面にたくさん咲いています。
キキョウやワレモコウはまだ蕾ですが、オミナエシなど秋の花が
咲き始めました。


秋めく葛城山

2005-08-18 08:03:39 | 山日記

大和葛城山に行きました。7時前、青崩を出て天狗谷道を登ります。
最初の急坂の上りで汗びっしょりになりましたが、中間点のベンチで
休んでいると、爽やかな朝風に寒いほどです。


8時30分、無人の山頂です。
二等三角点は「撮影が済めば撤去します」と書かれた白い標識で
囲まれていました。航空測量が行われるのでしょうか。





頭上の空は高く、真っ青ですが、下界は雲に閉ざされて
残念ながらお隣の金剛山の他の展望はゼロでした。
山頂ではオミナエシやナデシコなどが咲き始めています。

待ち遠しかった秋ももうすぐです。