【メンバー】芳村嘉一郎、芳村和子
【コースタイム】水越峠下P 06:15…カヤンボ 07:05~07:10…旧パノラマ台 07:30~07:40…一の鳥居08:47…葛木神社 09:00~09:05…国見城址 09:10~09:15…大日岳 09:28…太尾塞跡09:55…青崩分岐10:30~10:40…水越峠下P 11:05
先週に続いての夏山トレーニング。今日は水越峠下の駐車場に入れる。すでに10台ほどが停めてあった。
ウバユリの花を何枚かカメラに収めながら水越峠まで緩く登って、カンドガコバ林道に入る。ここから山頂まで5km。
青空を背に太尾の尾根がくっきりと浮かび上がり、見ているだけで暑そうだ。今日はこちらから登ることにしてよかった。ただ陽が当たらないのはいいが湿気がもの凄く、最初の越口までの急坂で瞬く間に全身汗まみれになる。
しかし、数え切れないほどのヤマユリや
ヤマホタルブクロの花に慰められて、楽しく登る。腰口からは傾斜も緩まり、金剛の水を頂いて顔を洗って一息つく。
カヤンボで太尾塞への道と分かれて、ダイトレに入る。ここで降りてくる男性二人に出会ったが、あとは山頂まで貸し切りで気楽な道だった。
旧のパノラマ台まで思ったより楽に登り、一休みする。カンカン照りの御所市街地を見下ろしながら水分補給する。
ダイトレ道はさすがに良く整備されていて、急坂の個所も少なく楽しく登る。ただアブが付きまとってきて、ウチワで追い払いながら歩く。山頂まで1km地点は昔は葛城が美しく望めた処だが、今は樹が生い茂って無展望になった。ここで左に折れて階段道を少し登る。
いったん傾斜の緩んだ道が再び急な階段道になるところで、和子が大きなクリーム色のキノコを見つけた。見かけよりもずいぶん固い。
間もなく水平道に出て、郵便道と合流して一の鳥居へ。先週、補修中で倒れていた仁王杉の燈籠は元通りに建っていた。
葛木神社の石段を登り参詣する頃に、一番のロープウェイの動く音が聞こえてきた。境内の温度計は22℃。手水でタオルを濡らして、やっと涼しさを感じた。
国見城址はカンカン照りで、ヤブカンゾウの花が満開だった。今日はPLの塔も良く見えたが、さきほど休んだばかりなので、すぐに腰を上げて大日岳へ登る。
ここも強い陽射しで、植林の下りに入って一息ついた。この辺りからポツポツ登ってくる人に出会う。決まったようにお互いの口から「暑いですね」という言葉が漏れる。急坂の木の根道は下るだけでも、せっかく引いた汗が噴き出してくる。太尾塞跡でベンチに腰を下ろしたが、あまりの暑さとアブの攻撃にすぐに出発した。
ここから太尾道に入る。すぐ下で素敵な格好の若い女性グループが立ち休みしていた。ロープの付いた急坂のアルバイトで、だいぶ疲れた様子だった。先週は私も辛かったが、さすがに下りは楽だった。それでも30分ほどかかって、青崩との分岐に来てベンチに腰を下ろす。今日は太尾も殆ど無風で、ようやくここで石ブテ東谷の方から、少し涼しい風が流れてきた。
一息ついて、いつも登ってくる左からの道と分かれて右へ下る。太尾は何度も登っているが、機会がなかった初めての道である。なだらかな山腹の道、急な階段道など変化のある道で、
やがて水越川の水音と車の音が聞こえ、旧国道に飛び出した。二、三分下って駐車場に帰り汗を拭って車に帰る。今日は暑かったが早目に行動して、ヤマユリにも出会えたし、コース選択も良かった。三日後の白山行きを控え、いいトレーニングができた。